「萩往還」まであと9日。大峠越え。

2017-04-24 22:42:09 | 日記
 4月24日、am10;44発、南区自宅~那珂川町中ノ島公園~大峠~鳥栖市河内~小郡市三沢駅、43㎞、5h30m。「萩往還マラニック」前の最後のロングをサラッと、、、と言えると、期待も持てるのだが。「萩」で言えば、瑠璃光寺~西寺44kmの距離。九千部山頂往復50kmを、本番装備でサラッと走って仕上げと思ったが、ワコールのタイツ1着新調したのをはいたら、脚が動いてくれない。初夏の陽気でもあり、タイツを脱いだら、気持がいい。峠への登りも歩いてばかり。山頂まで歩く意味もないので、鳥栖側へ下る。結局、春の山歩きとなってしまった。
 山路では、春の盛り。「大峠」は、江戸時代には「塩買い峠」と呼ばれ、良質の塩の出来ない有明海側から、玄海灘沿岸側への塩の道であったという。その名のとおり通行も多かった。鳥栖側へわずか下ると、小さな社がある。境内は小さいが、「佐賀の古木、名木」に指定された樹が9本もあり、下に立つと厳粛な気分になる。
(「峠の歴史学」服部英雄、朝日新聞出版6p~7pに、大峠の簡単な説明がある。)

 さて、「萩」本番は、どうなることやら。2014年65歳にして、初萩70kmであった。机の前には、今、3個のメダル。よくここまで走れたものだ。萩に出るようになってから、今日のようなひとり山旅もするようになった。おまけに”夜遊び”も。まあ、もうこれで十分ではないかという気もする。世間から見ると、そうなのだろう。が、思うのだ。250kmのリボンは、何色だろう。出来れば、揃えたいものだ。

 瑠璃光寺スタートまで、あと9日です。気になるのは、お天気情報です。タイツは、どうしますかね。

花筏流れて

2017-04-12 23:33:12 | 日記
4月12日水曜日、晴れ。久しぶりに、一番好きなジョグコース、那珂川町の中之島公園往復31km。春は、桜、秋は彼岸花が美しい。この2日間の風雨で散る桜となっている。が、春は、今からが盛りなのだろう。
那珂川の川面には、花筏。公園は、花びらを敷き詰めて。田んぼには、蓮華草。

 花筏の流れていく先(写真の奥の方に写っている所)は、「一の堰手(いちのいで)」と言い、古代に開削された灌漑水路「裂田の溝(さくたのうなで)」の取り入れ口という。「日本書紀」に記述が有るとのこと。日本列島いたるところ、人の手の入っていない土地は無いというが、「裂田の溝」は、現在も滔々と流れ、台地を潤している。ここで、カワセミに遭ったことが有る。(詳しくは、「地形からみた歴史」講談社学術文庫2143を参照してください。)

 「萩往還」まで、ひと月足らずとなった。ふとしたことから、ウルトラマラソンの世界に足を踏み入れてしまったが、おかげで、松尾芭蕉の文章が、食い入って迫るようになった気がする。

旅の具多きは道ざはりなりと、物皆払い捨てたれども、、、、、、昼げなんど、物に包みて、後ろに背負たれば、いとど、すねよはく力なき身の、後ざまにひかふるようにて、道猶すすまず。ただ物うき事のみ多し。”

芭蕉「笈の小文」です。
ウルトラランナーには、解説不要でしょう。
 ところで、私の「萩往還200行程表」を作ってみました。このくらいの速度で、とか、この時刻にはここまで、とか思案していると、どうしても、出来もしない願望ばかりの表ができてしまった。幸か不幸か、全コースを試走したので、この辺りはこのくらい時間がかかるよな、とか、ここは絶対に走りきらんな、とか、修正してみると、18時をオーバーしました。最後は、10分前ゴールからの割戻です。「いい年してなんでこんなことやってるんだろうなあ!」路上で夜明けを迎えると、必ず、そう後悔します。 
なお、緑の数字は、熊本てれっと上野さんによる「ギリタイム」です。今年も、セミナーでお話が有るでしょう。有難うございます。

記事のタイトルを入力してください(必須)

2017-04-05 23:00:06 | 日記
4月4日火曜日、瑠璃光寺~俵山温泉。am06;04発、豊田湖畔公園pm14;01着、俵山温泉pm15;25着。俵山温泉「町の湯」で入浴、ビール。バスで、下関駅へ、jr乗り継いで帰宅。着替え、宿泊セット、2kg強を背負って。息が切れないほどの強度で、どのくらい行けるか、試走。爺さんの、へろへろ走りでも、8時間で豊田湖に着けることが分かった。ただし、脚を貯めての、ではなく、かなりへろへろになった。本番では、荷は限りなく軽くすることのプラスと、夜間走行であることのペースダウンで、結局、こんなタイムか。

 豊田湖畔公園58,7kmは、橘湾岸マラニックでは、島原城エイド57,8kmとほぼ同じ距離。昨秋のP103㎞では、7時間57分かかったが、相当一生懸命走った気がする。「萩」も、天候、体調次第では、かなり厳しい状況になりそうな気がする。なにせ、68歳になったのだ。

 4日の朝、am06;00きっかりに、ザックを背負って、長州苑前をスタートする方がいた。見送っていると、左折して行った。70㎞か、140㎞の方か、タイムトライアルでしょう。誰だか分からないが、真剣さに打たれました。栄光を祈ります。

俵山温泉入口付近の桜、まだ、満開ではありませんが、花らしきものはここだけでした。
ミツマタの花、盛りを過ぎてます、なぜここだけなのだろうと不思議でしたが、試験栽培圃場でした。

豊田湖畔公園を出て、50mほどの右側、道路わきのネットに。これはいいですね。どなたかが、拾われて、付けてくれたのでしょう。山口の山本さん、頑張りましょう!

 本番では、夜間走行の所、昼間に風景を楽しみながら、ひとりでのんびり走るのも、とてもいい気分です。還暦過ぎて、ふとしたことから、ジョギングを始めて、丸7年、こんな世界が有るとは思ってもいませんでした。若い人たちと一緒に走っていると、若いうちからこんな楽しみを持っていて、いいなあ、と思い、仕事も生活も負けないでねと、エールを贈りたくなります。では、みなさん、萩路でお会いしましょう。