六月か、七月か。

2024-07-10 19:58:27 | 日記
 本日は、7月10日ですよね、、、。365日、あっ、今年は366日か、毎日が休日だと今日は何日か、何曜日か、自信が無くなりますね。しかし、ご同輩に申し上げます。「只今、何年何月何日何時何分ですか?」というのは、運転免許の更新にあたって「認知機能検査」に必ず出ますよ!

 先日から、老妻が実家の片づけに帰ってまして仏間に残っていた辞典辞書がいるかというので、「俳句大歳時記」だけ引き取ることにしました。ほんとは文庫版の方がいいのですが、タダですので。(昨年、義母も亡くなりまして、義妹家族が古家屋を取壊し、新築するそうで)


 そんなこともあり、手元の古い本をめくっておりましたら、、、この本は、幾度と読み返したものですが。

 拙ブログ4月28日付投稿に、

    七月の青嶺まぢかく熔鉱炉    山口誓子

北九州市八幡東区皿倉山です。右手の市街地を挟んで日本製鉄(旧八幡製鉄所)があります。

、の句を引用したのですが、およそ50年ほど前に購入した中村草田男『俳句入門』(みすず書房)


なんと、『六月の、、、』となっておりました。


ええっ!っと仰天。まさか! 爺さんは膝だけじゃなく、脳内もとうとうダメになったのか、、、。背中にぞ~っと走ったものがあるのですよ。
おまけに、草田男さんの解説には、「六月」が季題であると。


 爺さんは、慌ててNETで検索しますが、「七月」しかでてまいりません。そして、これで確認。現代の俳人の総力を結集して出版された『昭和俳句作品年表(戦前・戦中編)』(2014刊)

 昭和2年に、


 やっぱり「七月」が山口誓子のオリジナルのようです。

 草田男さんの解釈には悪いですが、12歳中学1年生の時から、今は廃校となった戸畑中学校の校庭から毎日見上げていた皿倉山は、(校歌には『仰ぐ皿倉、さわやかに~』とありました。)やっぱり七月がふさわしいですよ。梅雨明けのさわやかな青空こそに皿倉山は映えます。

 では、なぜ、大俳人である草田男さんが「六月」としたのでしょうか。その経緯は、わかりません。単なる誤植ならばともかくも、草田男さんにとっては「六月」でなければならない理由があったのでしょうか。どなたかご存知でしたらご教示ください。


カフカの日。

2024-07-03 22:48:13 | 日記
 7月3日です。今日、パソコンを開いた方は、「今日は、カフカの日です。」を見られたでしょう。カフカの誕生日だそうです。高校生の頃、背伸びしてカフカの短編を読みましたが、さっぱり分からず、読み終えることもなく、今に至っても何も読んでおりません。ああ、恥ずかし、、、ということもないか。(爺さんの開き直り)

 早くも、今年の半分が過ぎてゆきました。むむ。爺さんのカレンダーは、この先、どこまであるんでしょうかね?

梅雨空が、いったん晴れて、植木が元気そうです。


 昨日7月2日、3週間ぶりの右ひざのMRI検査。画像を見て武田ドクターが、『むむ、、、』 前回とほとんど変わらず、治癒回復していないのであります。全治3ケ月の見立てだったのですが、、、。『福大病院のひざの専門家に紹介状を書くので、見てもらいませんか。フルマラソン、ウルトラマラソンに復帰目指して、どう判断するか、も書いておきます。』
で、早速、予約をとってくれたので、まぁセカンドオピニオンを貰ってくるか、と気軽に出かけました。

 まず、X線撮影を、右足の形から、右ひざをいくつかの角度で。撮影時間を含めて3時間待ちで、M医師の診察。ゲゲゲと驚愕の診断。爺さんには筋道立てて説明する知識もないし、いささかショックなので、自分の備忘録的に書いてゆくと、、、

 まずはあいさつ代わりに、『ウルトラって何キロ走るんですか?』 「エントリーしてるのは11月の276キロで、、、」『ええっ! 何処で? 何時間走る?』などなど。

 診察台で触診、『ほんとに痛くないですか?』ゴム製のハンマーでこつんこつん、イタ。

『もともと少しO脚で、こんなふうに膝のこの辺に、負担がかかってて、、、マラソンするならまず骨切術でバランス整えて、、、(先生、年齢が年齢ですから手術はいやですよ)
MRI画像の影の残ってるとこは、ほとんど骨折状態ですよ。回復が遅いのはウオーキングを始めたのも影響あるかも。転倒打撲するそれ以前から悪化していたんじゃないか。
ここは半月板も切れてますね。良く歩けるなぁ、という状態ですよ。あなた痛みに強いのかな。
ランニングしてこの部分がぐしゃっと行くと、手術で人工関節に置き換えなきゃいかんですよ。(先生、手術はいやですよ)痛いですよ。「手術してください。」って言いますよ。
(重しを入れたシューズでウオーキングしてますけど?)ああ、ひざより下は構いません。上はダメ、重いもの背負うとか。(げっ、このまえ5kgのウエイトベストして歩いたなぁ、、過負荷であった!)

 武田先生と同意見です。引き続き向こう1ケ月はRUN禁止、それから福大病院でMRI検査。(タケダスポーツ整形のと違うのですか?)スクーリニングには武田先生ので十分ですが、手術時にピンポイントで診るには大学ので。(手術前提なの、、、)』

 というわけで、今日は、爺さんにはランニング再開が、可不可の判定の日となりました。不可でございました。ダジャレ飛ばしてますが、内心、寂しいものです。いつかは走れなくなる日がくるとはわかっていても、まさか今日とは。

 ついに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを   伊勢物語

おっとっと、これはいけません。まだ終わりにしたくないのです。