断捨離するか。

2020-08-28 10:02:12 | 日記
 お暑うございます。長~い梅雨が明けて(いささか旧聞ですが。もう立秋もすぎてます。)ダメ娘を洗って天日干しにしました。
誰か、「犬ねこ用全自動洗濯乾燥機」を作りませんか! ヒット商品まちがいない。ドラえもんが持ってないかなぁ、、、無理か、、かれはねこだった。

 猛暑続きを言い訳にビールばかり飲んで、全く走っておりません。体力落ちるばかりで、爺さんも、そろそろ身の回りの整理が必要だ。閉じこもっている4畳半は、遊び道具ばかり。今日は、これに手を付けることにしました。が、思い出と未練が襲ってきて、出るのはため息。
 ゴルフ通に見せれば「良いものだ」と言ってもらえると思うが、ゴミに出すと大型ごみ扱いで、有料のはず。買取店に持っていくことにした。悲しいなぁ・・・。

 62歳の春、再々雇用の打診を辞退してサラリーマン生活が終わることとなった時、後先の生活のめども持たないのに、何故か夢を見た。当時、福島県いわき市のとあるゴルフ場が(今もあるけど規模も縮小して経営母体も代わっているようだ)、社員寮に泊めてくれてコースが空いているときは何時でもどこでも何の練習をしてもいい、一日2食付きで、近くには温泉。一ヶ月で40万円未満の料金であった。ニュージーランドやオーストラリアでこんなサービスをやっていたけど、それは100万円以上になる。で、爺さん、一生一度の大贅沢、自分へのご褒美とするべく、お昼休みに、申込書を投かんした。午後の仕事中、なにかみんながざわつき始めた。2011年3月11日のことであった。


 その2年前に定年退職して、次の職場が大濠公園の近くであったこともあり、ゴルフのため足腰を鍛えようとランニングを始めていて、下関海響マラソンで初フルを完走していた。震災後はゴルフに現を抜かすのも気が引けて、近所をとぼとぼと走る日課となった。5月の連休が終わる頃、かのゴルフ場から電話があった。『本当に、おいでになるのですか?』と。郵便が2ケ月ほどたって届き、爺さんはすっかり忘れていたのでした。かくして、爺さんの夢ははかなくも消え去ったのでありました。
 昨年にはゴルフ場会員権も処分した。もっぱら走る方が楽しくなり、「夜遊び」の楽しさも覚えた不良爺さんとなったのであります。

 

くま(球磨川大水害)

2020-08-08 10:41:39 | 日記
 お暑うございます。梅雨明けはしたようですが、毎日どんよりとした空で、なんでも小笠原諸島での火山噴火の煙霧とか。慢性気管支炎という持病持ちの爺さんは、喉の調子がいまいちです。ダメ娘は、エアコンの冷気が落ちてくるとこで、昼寝です。
幼稚園が夏休みの孫娘は、「じいちゃん、本読んで!」というので『妖怪大百科』を読んであげてます。(もっとかわいらしいのを選べ! 爺さん)

 7月26日 福岡ユネスコ講演会を聴講してきました。 福岡ユネスコ協会は、元職場の同僚が、ほぼボランティアで事務局の運営をやっているので、応援で賛助会員になっています。と言っても、年間会費2000円で、年間2~3回は、文化講演会をやってくれて(主に九州山口出身者、又は九州山口で活躍している人、歴史文化芸術、、幅広く、、)、そのうち1回は無料。おまけに、発行しているブックレット1冊も無料ですので、爺さんは、ドナルド・キーンさんの講演録をいただいてきました。
遥かにリターンの方が大きいです。

 今回のテーマは『琉球沖縄史を見る眼ーなぜ「茶と琉球人」を書いたのか?-』 熊本県球磨出身の琉球大学准教授武井弘一氏。もともと3月に開催予定であったがコロナのため延期されていたもの。おかげで岩波新書『茶と琉球人』をじっくり読んだうえで聴講できた。
 昭和19年9月、沖縄那覇市の女教師であったHさんが母と幼い娘二人を連れて、今次の大水害にあった球磨村に疎開してくる場面から書き出される。そして、薩摩に支配されていた近世、緑豊かな田園風景があり、人々は”球磨茶”を愛飲していたこと。 

 現在、沖縄県においてたった一人の日本近世史研究者であると自認されている武井氏は、もと高校教師のプライドにかけて、遥か八重山諸島をはじめとして生徒10数名規模の出前授業で、1000人を超えた子供たちに話したそうである。ようやく50歳かという若い研究者がこんな取り組みをされている、、、まだまだ世の中捨てたものじゃないな、と爺さんは感じいるのであります。
 おだやかで真面目な公務員であった人が、退職後、突然、いわゆるネトウヨに変身したり、極端に政権批判者になったり、、、まぁ、心理はわからないわけではないけど、たまには、きちんとした話を聞いてみることも大事です。独りよがりの思考(一種のボケかも)に陥らないためにも。

 会場には、球磨川大水害の見舞金箱がありましたので、爺さんも、1000円入れてきましたよ。念のため。