朝日新聞 2010年12月11日 b11より引用
ーーーーーーーーーーーーーーーー
家族の仲間の集合写真も年賀状の
定番です。複数の人物が横に並ぶ場
合、広角系は避けた方が無難。画面
の端にいる人ほど横に引っ張られる
ようにゆがんでしまうからです。な
るべく撮影者と被写体との距離をと
った方が自然な写りになります。
被写体のみなさんには、隣の人と
身体が触れるくらいに近づいてもら
うのがコツです。特に2~5人とい
った少人数の場合、不自然と感じる
くらい、ぐっと近寄ってもらいまし
ょう。写真下(ISO400、シャッター
速度250分の1、絞りF4)では、自然
な感じで横一列に立ってもらいまし
た。人物と人物の間に隙間があり、
見た目以上い間隔が離れて写ってし
まいました。写真上(同、絞りF3,5)
では、隣の人物に重なるように近づ
いてまらったため、「仲良し感」が
ぐっとアップしました。
被写体が多い場合、撮影者がいす
や脚立などに上がり、少し上から狙
うと、顔が重ならず、ピントが合う
範囲が広くなります。室内ならスト
ロボを使い、絞りはF5,6かF8、シャ
ッター速度は60分の1秒に合わせます。
(鈴木好之)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
▼道理で端っこの方で写ると横に不
自然に間延びして写るんですね。そ
うならないためには望遠系のレンズ
で撮ればひずみも解消されるわけで
す。だから「もっとくっついて」と
いうわけですね。顔は正面を向き、
体は斜めにすると丁度くっついてう
まく写ります。またどうしても顔が
隠れてしまう方がいます。撮影者が
少し上から撮ると隠れた顔もうまく
撮れます。それと意外にストロボが
同調しないことがよくあります。そ
うすると撮影者はますます焦ってし
まい、結局ストロボなしで撮影する
ということになってしまいます。必
ず事前に発光のチェックをしておけ
ばいざというときにあわてなくても
済みますね。
集合写真では
「三脚の準備とストロボのチェック」
こめぞう