木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

5月の野草花

2024年05月27日 05時21分03秒 | 耕作放棄地

畦道界隈は一見するとヤブに近い状況かも。しかしながら、この地を適所と捉えて、満足し花々を咲かせる野草もある。名付けて「畦道の花園」、世にあるフラワセンターのような華麗な存在では無いが、より以上の花園かと言えるのかも。時により咲き誇る花々は変わってくるが、多くは小さく控えめな存在が多い。大半は名前も知られぬような地味な存在だが、懸命な生き様は共感を覚えることも。5月の末となってきたので、季節の野草を追ってみた。所在は何れも子狸の耕地回りの畦道だ。

まずご登場戴くのは「ムラサキカタバミ」、紫色の花が可憐な野草だ。日当たりの良さを好むのか、子狸の水タンクの回りに重点的に咲いている。草丈は20センチ前後位、花の大きさは1センチ前後だ。特徴として夜になると花を閉じるらしいが、残念ながら子狸は見たことが無い。まあ夜間に農園をうろつくことも無いのだが。

続いてご登場願うのは「カタバミ」、ムラサキカタバミの親戚筋かと思えるが、花色が紫では無く黄色だ。花のサイズも少々控えめ、1センチ未満位だ。カタバミは有毒植物と言われているが、毒性は低いようだ。まあ間違っても飲食するような方々はおられないかとは思うが。

引き続いてのご登場は「ヒメジョオン」、白い花が特徴で大群落を構成しがちな野草だ。子狸の農園でも彼方此方で咲き誇り、少々持て余すほど。多くは刈払機の露と消えるが、菊花によく似た印象で、所属を調べるとキク科ムカシヨモギ属でした、なるほど。

最後の真打ちは「ホトケノザ」、ヒメジョオン以上の大群落となり勝ちな野草だ。ピンクの花が特徴で、花の下にある葉の形が仏様の台座に似てることから名付けられたとか何とか。真偽の程は不明ですが。

以上簡単にご紹介しましたが、今頃の代表的な野草です。見過ごされがちな存在ですが、時には足下を注目されてもよろしいかと。

 

 

 

 

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