8日頃から白い物が舞い始めていたが、積もるまでには到らなかった。それが10日朝、目覚めると一面の白銀の世界・・・・というほど大層では無いが、地域全体が真っ白な状況だった。どうやら夜の間に積もったらしい。目測で計測してみると、積雪量は僅か数センチ、北国の方々にとってはお笑いぐさだろう。ニュースによると青森県の酢ヶ湯温泉では積雪量3メートル余りだとか。暮らして行けるのかどうか気がかりな量だ。
昨日10日は当地の行事である「出合戎」だった。いわゆる「えべっさん」である。撮影に出向こうかと思っていたが、小さな峠越えの山道なので凍結が心配・・・・・・という口実でコタツに潜り込んでしまった。寒さにめっきり弱く、インフルエンザの蔓延も気になるところ。従って画像は出合戎では無く、周囲の雑木林、何ともご容赦の程を。
えべっさんは大阪市内の「今宮戎」が本家筋にあたるようだが、村内でも祭られている。役場横の出合地区に存在する「藤野森神社」である。お祭りには参加できなかったので平素の画像でご紹介、何ともこじんまりとした可愛らしい存在だ.えべっさんは漁業の神様かと考えていたが、商売繁盛の側面もお持ちのようで、どうやらこちらが主な信仰対象なのかも。山村である村と漁業とは縁遠い。何でえべっさんをと疑問だったが、なるほどだ。
真っ白な状況だった雪景色も昼過ぎには薄れていった。当地の場合、積雪といってもこの程度である。子狸にとっては有り難い条件で、おかげで農作業も生活も可能となってくる。四季の変動はメリハリがあって楽しみでもあるが、積雪だけは御免被りたい。数十センチからメートルとまで言われる雪国の積雪など、敬して遠ざけるに限る。