新年6日は御用始め、いわゆる新年事業が始まった。農園では取り立てて急ぐ作業も無いのだが、準備だけは粛々と進めておかねばならないだろう。年初めの農作業としては「ジャガイモ栽培」が想定されるかなと。実際の植え付け作業は2月の中旬から3月の下旬位までだが、事前の準備は必要だろう。主な準備作業は2点に分類されるかと。それは、①植え付け用の畝の準備、②種芋の芽出し作業、この両者が必然事項かと。
①だが高畝の準備が必要だ。ジャガイモは種芋の上部にイモが発生する。種芋とイモとを勘案するとそれなりの土壌が必要だ。必然的に高畝仕様となってくる。耕耘機で耕した後、鍬で盛り上げていく。力仕事となるので苦手な領域だが、ボチボチと準備せざるを得ないだろう。溝掘りや元肥の施肥なども必然事項だが、それらは後日でも可能だ。まずもって高畝の段取りだろう。出来れば1月中には仕上げておきたい。
引き続いて②だが、しなくても栽培不能では無いが、やった方が望ましいだろう。発育が早いのだ。種芋を早めに購入し、日当たりの良い屋内で1ヶ月~2ヶ月程度保温して芽出しを促進させる作業だ。この際、カット作業を先にやると水分が抜けやすいので植え付け数日前にカットが望ましいかと。子狸的には購入した種芋のまま芽出しし、植え付け3~4日前にカットするようにしている。カット面の保護に灰を塗るケースもあるが、灰が水気を呼ぶようで子狸は採用していない。専ら太陽光線で膜の発生を待つのみだ。
以上のような準備作業を経て概ね3月上旬位の植え込みを想定している。昨年は気象条件でか発芽のタイミングが遅く、死滅と誤認して二度植えをやってしまった、苦い思い出だ。苦い思いを教訓に.今年は慎重に取り組もうと狙っている。まあ、先ずは畝立ての準備からかな。