毎年の事だがダイコンを栽培している。冬野菜の代表格みたいで、何かと重宝する野菜だ。ご近所のマダム衆にも1本単位で渡せるので便利でもある。栽培品種は決まって「青首ダイコン」だ。程よいサイズで生でも煮物でも応用可能な優れものだ。毎年決まって栽培してる品なら、失敗は無かろう・・・・・そう推察されるかと思うが、何のその。そう単純な話では無いのだ。率直に表明すると、出来が良かったり悪かったり。自然条件によりけりだから・・・・・と弁明したいが、要は栽培技術の優劣によるものだろう。結果は率直なのだ。
何枚かの画像を載せておきますが、上段画像は昨年の栽培状況、最後の2枚だけが今年の状況です。今年の画像をご覧になって、目ざとい方はお気づきでしょう。そう密植状態なのです。栽培途中で長老からも指摘があったのですが、間隔が密に過ぎるのでヤバイぞと。
収穫期を迎えて忠告が現実となりました。種は概ね全部が発芽し、順調に発育してくれました。それが災いして超過密状態となった模種です。種子間は確か20センチ間隔位だったかなと。過密状態だと日照、通風が不十分で、光合成に支障が生じたようですね。結果はダイコンサイズにモロに反映、一言で表現すると「小振りダイコン」・・・・ですか。
反して長老のダイコンは超大型タイプ、見事すぎる大きさです。品種の相違もあるかと思われますが、大人と子どもの違いのようで、何ともはや。ご近所衆に提供するにしても受け取り印象が変わってきますよね。別にへそ曲がりではありませんが、手頃なサイズが使いやすいので・・・・・との釈明も。
原因を究明すると、やはり適正間隔の確保に失敗かなと。20センチ間隔位で種蒔きはOKかと思えます。要は発芽後の間引き調整でしょう。子狸は発芽した以上成長させてやりたい・・・・・そんな思いが高じて、なかなか間引きに踏み切れないのが弱点なようでして。時と場合によっては、「非情」に割り切ることも必要かなと。