木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

10年に一度の最強寒波

2023年01月26日 05時35分51秒 | 耕作放棄地

10年に一度の最強寒波・・・・・・物々しい表現の天気予報が続いていた。しかも北国からは渋滞や立ち往生のニュースが伝わってくる。えらいこっちゃ、巣ごもりや・・・・と覚悟を決めていたら、幸いなことに大事にはならず、無事な状況にただ感謝。何せ当地はほぼほぼ降雪の無い地域、一端白銀の世界とも成れば大混乱をもたらす。交通機関はマヒし、物流は止まり、往来は無くなってしまう。地域全体が仮死状態となってしまうのだ。急いで冬装備の購入へと走っても、慣れない状況に戸惑うばかりだろう。

24日の晩から粉雪が舞いだした。積雪か、と覚悟はしたが続かなかった。夜間のしばらくの降雪で止まったようで、夜明けの道路に飛び出してみたら、画像のような状況だった。量にして2~3センチ位の積雪だろうか。最も夜間の冷え込みで凍っているようで、路面はツルツル、運転は要注意だろう。皆さん覚悟してはるようで、通行する車も見られ無い。

これじゃあ、農園へは通えないなと日程を調整する。私宅から農園へは小さな峠越えの山道だ。しかも樹林帯とあって日照は少ない。多分だが凍ってスリップの可能性が高い。残念だが諦めたほうが良いようだ。それと本日は歯科の診療日、予約を変更した方が良さそうだ。かくして僅かな積雪でも生活は混乱する。とてもじゃないが雪国での生活など想定できない。東北や北海道などでは、子狸は生活不能者となってしまいそうだ。

ニュースをチェックしてみると、幸いなことに近隣の交通機関は運転中の模様だ。駅まで歩けば或いはバスを利用すれば何とかなりそう。隣家のご主人も、通常は娘さんの送迎をサポートしておられるが、本日は動きが無いようだ。かように僅か数センチの積雪で、日常生活は混乱状態。気象異変が続くと生活全体が困難となりそうだ。雪かきや雪下ろしに追われる北国の方々に、ただただ驚愕せざるを得ない。ご苦労様です、としか表現のしようが無いのだが。

 

 

 

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お昼前のネット張り

2023年01月25日 05時08分36秒 | 耕作放棄地

朝から草抜きの作業を進めていた。区切りの良いところで一段落、昼食まで1時間ほどの隙間時間が生じた。そこで兼ねて気がかりだった、エンドウのネット張りに挑戦することに。実エンドウの栽培については、障害が発生していることは何度か触れているのでご存じかと思う。11月3日に種蒔きした「ウスイエンドウ」だが、発芽しなかったので追加播種し、保険として「グリーンピース」の品種を再々播種したのは既述かと思う。その再々播種のエンドウが2ヶ月近く掛かってどうにか発芽してくれた。僅か1センチ程度の芽が健気にも寒気の中で生き抜いている。どうやら遅ればせとは言え、成長が期待できそうだ。

其処で環境整備に取りかかることにし、ネット環境の構築を始めることに。エンドウは基本的に「ツルアリ種」を選んでいる。エンドウがつかまり立ちするのにネットが必要なタイプだ。ネットは「キュウリネット」を代用している。1個100円~200円程度で購入できるからお手軽だ。支柱は既に立てているので後は張り渡すのみ。これが簡単な作業なんだが、慣れるまでは混乱する。ネットがグシャグシャになりやすいのだ。

ネットは機械でよじってあるので、要は末端を探し出すこと。末端を基準としてねじれに沿って支援ロープを通してあげれば良い。後は広げるのみだが、慣れるまでは四苦八苦するようだ。ネットを広げたら固定が必要だが、ネットをピンと張り詰めるには少々のコツを要する。ここで作業者の力量が問われる次第。手慣れた者が張ると、引き締まったネット環境が出来上がる。慣れない者が張ると、ダランとした不格好なネットとなる。最もそれなりにエンドウはつかまり立ちしてくれるので、心配は無用だ。

斯くしてネット環境は出来上がった。エンドウが成長してくれるかどうかは未知数だが、期待しておこう。スナップエンドウについては問題無いようだ。こちらは20センチ以上に育ってくれて春の到来を待ち望んでいるところ。4月の末には収穫の喜びとなるだろう。

 

 

 

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春よ来い、早く来い

2023年01月24日 05時30分40秒 | 耕作放棄地

現在は農閑期である。つまり「農閑期=無作業期」、でもあるわけだ。無論、冬野菜の収穫は続いているが、それだけでは時間を持てあます。種蒔きや定植の動き或いは耕地整理などほぼ見られ無いからだ。仲間達も心得たもので、出動も心なしか少なめだ。天気予報の厳しすぎるような見通しにも影響されるのかも。こうした状況下で耕地を眺めていると、殺伐とした光景が広がっている。野菜も無く耕地への関わりも見られないような畝が彼方此方に点在しているのだ。仲間達も手の着けようが無く、春の到来を待っているのだろう。

画像でご覧頂いた方が早いかと思うが、作物の無い畝は砂漠のようで、何とも寒々しい光景だ。やはり耕地は利用されてこその棚田風景、無耕作地域が広がるのは何としても避けたいのだが。気象条件によるものだけは、手の打ちようが無いのかな。

思えば近隣農家も高齢化がかなり進行している。若い方々が農作業をする姿など望むべくもなく、師匠宅の息子氏が時折手伝われる程度。現役の方々が退かれたらと思うと、恐ろしくなってくる。現に我々が関わっている農園は、3軒の農家が地権者だが、耕作の動きは無い。俗に言う「耕作放棄地」なのだ。農業は食の根本、誰しも解ってはいると思うのだが、手を上げる者は少ないようだ。

仲間達は数少ない挑戦者、無論、ドンキホーテであることは承知している。経験も乏しく体力豊富でも無い。果たせる役割は微妙だが、いても立っても居られないのだろう。あれこれ考えていると、気が遠くなってくるが、希望は失いたくないものだ。既述の空き畝だが、もうしばらくすれば種蒔きや定植が始まるだろう。今は雌伏の時期、気象条件の変化をジッと待っているのだろうと思う。それにしても、早く春の到来が望まれるところ。春よ来い、早く来い。

 

 

 

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白菜の収穫

2023年01月23日 05時20分23秒 | 耕作放棄地

冬野菜が収穫期の真っ最中だ。といっても、「ハクサイ」や「キャベツ」程度なんだが。ダイコンやカブなどは最早終盤期だ。ニンジンなどは掘りあげてしまった。ハクサイやキャベツが居残るには訳がある。スーパーでの販売のように、1/何カット、といった収穫は不可能なのだ。最低でも1玉単位となってくる。しかも難儀なことに、家族数の減少がある。1家族10名以上といった構成は、最早歴史上の産物では無かろうか。標準家庭でも4名程度、高齢世帯では2名以下というのが通例だろう。従って1玉の消費にも時間が掛かってくる。結果的に収穫も遅れ気味となる次第。

仲間やご近所衆にも提供するのだが、家族数は同様なので結果は余り変わらない。ある意味、ハクサイやキャベツは育ちが良い有り難い産物なのかも。時間を掛けて消費してきたハクサイやキャベツだが、未だ数玉は残っている。冬場は鍋のシーズン、せっせと消費していく所存だ。

一般的な料理に「ロールキャベツ」なる物が存在するが、我が家ではこれが「ハクサイロール」に変貌する。ハクサイの消費に向けた苦肉の策かも知れない。それが結構間に合うので、興味がおありであれば実践されては如何であろうか。他には鍋に突っ込むのが大半かな。斯くしてハクサイの消費も粛々として進んでいく。完全消費まであと一歩といった案配かな。

隣国のように「キムチ」なる漬け物を制作すれば大量消費にも繋がるかも知れないが、我が国にはそんな習慣も無いだろう。最もお隣さんでも中国産キムチが幅を利かしているようだが、時代の趨勢であろうか。そのうちキムチの元祖は中国だと名乗られたりして。ということはハクサイの栽培は各国で行われている模様、国際的な産物だったのだな。

 

 

 

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階段改修が完了す

2023年01月22日 05時13分20秒 | 耕作放棄地

既にご存知かとは思うが、農園の周囲には小さな森が広がっている。其処と農園とには数メートルの段差があり、上り下りには困難を極める。従って階段を作り、仲間達の行動を手助けしているのだが、何事も永遠不滅の物は存在しない。一定の年数で劣化し、腐敗していくのが通例だ。過去、2~3年おきに改修を繰り返してきたが、本年もそうした時期に当たるようで、新年の課題としてきた。年末から準備を始め、作業を進めてきたのだが、どうやら完成の域となったようだ。

今回の改修では例の「百姓候補生」氏の奮闘が大きかった。まずもって自ら志願してくれたこと、率先して作業に当たってくれたこと・・・等々感謝に堪えない。おかげで立派に改修できた模様だ。体感される方もおられるかも知れないが、年齢を重ねると判断力と行動力が鈍ってくる。簡単に表現すると、けつまずきやすいのだ。世間で言う、畳の縁で骨折する・・・・・との類いである。若き方々にも存在するかも。そうした状況が予測されるなら、対応策を講じるのが当然だろう。

要は、「足がかり」と「手すり」が存在すれば大半は防止可能だ。これを周囲の竹で構築した。画像でお解りかと思うが、構造的には単純な仕様だ。竹を組み合わせて上述の足がかりと手すりを設置した次第。足がかりで足場を確保し、手すりで身柄を確保する・・・・この2点で転倒や滑落の大半は防げるはずだ。多くの方々が活用されることを願いたい。

冬場の金剛山でも顕著だが、登山道の多くには木製階段と木製の手すりが設置してある。かねて邪魔者扱いをしてきたが、冬場のシーズンには大活躍だ。ご承知のように、金剛山は府下でも有数の雪の山、冬場は凍結してアイゼンが必携となる。そこで手助けしてくれるのが、木製階段と手すりなんだ。アイゼンを付けた登山者が、手すり等に助けられ山頂へと登られるのは不名誉でも何でも無い、事故防止なのだ。

小さな森への小さな回廊、手すりと足がかりをフルに活用して事故防止に役立ててもらえたら、大きな喜びとなるかも。

 

 

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