退職後は故郷に住む予定の義弟が還暦の年男で神明さんの当舎〔とうや~幹事役〕をやると言うので家内はお手伝いに帰省していました。神明さんは竹に藁を被せたとんどを町内4班に分かれて4本作り、そのとんどを担いで競い合います。その後、普通のとんどと同じく燃やします。三原の神明祭りが有名ですがそこから派生したお祭りで因島でもあちらこちらでやられていたのですが、最近はこの一か所になってしまいました。田舎の祭りはどんどんと廃れていっています。娘が10歳の春に斎島〔いむしま〕神社の巫女になって鈴を持って踊ったことがありました。お家で白裃を着た人たちが宴の演武を披露した後、横笛を吹いたり、鐘をならしたり、太鼓をたたいたりしながら神社まで練り歩くのです。そんなお祭りも、子どもがいなくなりやらなくなってしまっているのでしょうか。
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