思い切り遊び、思い切り声を出し、思い切り学び、思い切り仕事をする。時代の流れが右肩下がりになり、生活第一で安定志向を求め、社会全体に鬱憤〔うっぷん〕が溜まり、発散する機会がなく、思い切りが欠けている。だから、和歌山の小学5年生殺害のような変な事件が突然起きる。起こす方も気の毒だが、起こされて死亡した男児はもっと可哀そう。この原因を社会全体の所為にしようとは思わない。皆が自分のことで精一杯で他者に係わる余裕がない。多分、殺人を犯した被疑者の家族もそうであったのではないか。精一杯と言うのは思い切りやったと言うことではない。相手や周囲に気を遣い、気兼ねして、やることは中途半端で心だけが負担を強いられている状態をさす。とことん思い切りやれば心は解き放たれて後は蟠〔わだかま〕りが消え、清々しい気持ちになれる。精一杯と思っている自分の天井を外さねばならない。人との係わりも情熱を持ってぶち当たれば相手も分ってくれる。分ってくれるまでやる。自分も変わらねばならない。その時、相手の気持ちに100%なっていなければ、相手に、私のためでなく自分のためにやっていると見透かされてしまう。ここでも思い切りが大切だ。私自身も、何事も中途半端になっていると反省しています。
今日の夕食は、
◆鱈の茸あんかけ ◆鯛の刺身 ◆五目大豆 ◆三つ葉のゴマ和え ◆大根餅 ◆ご飯
~ 大根餅はおかずにはならないが、食後に好い ~