郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

痛みを

2019年04月29日 | 日記

 家人がまだ会社に勤めていた頃、不況になって会社が儲からなくなるとリーン経営(リーン(lean)とは「贅肉がとれた」の意)だと言って今までタブーだったリストラをやり始めた。家人も従業員の業務を洗い出し、全国の営業部門に削減人員を決め効率化を求めた。それによって支店の営業所を統廃合したり、関連販売店に出向・転籍させたり、出向者を親会社に戻したり、従業員を異動をさせた。出向した会社が赤字だったから利益を出すため、そこに温情もなくやりきったらしい。でも、心の中ではその人達に申し訳ない気持ちで一杯だったらしく、利益が出るようになってから会社に辞表を提出し辞めた。黒字は自分だけの成果ではなく、異動や退職して貰った人達の痛みの結果であると分かっていたからだと思う。日産前CEOの次から次に出てくる会社私物化を新聞で読むとTOPとして『義』のない振舞いに唖然とするばかりである。それに比し天皇の今までの行幸や明日の退位は爽やかである。

 今日の夕食は、


 ◆チキンナゲット ◆南瓜のそぼろあん ◆アボガドサラダ ◆すまし汁 ◆ご飯
   ~  ~

   追記: もう一つの理由:親会社自体も同一業界の会社と1:1で合併した。家人が出向している販売会社も同様に相手会社の販売会社と統合されることになり、シナジー効果を出すため、またリストラは目に見えている。統合される会社でも同じ役割を担うことになっていたので、これを機会に辞めたいと私に言った。


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