今日は、月曜日。。。
毎週、大河ドラマの話で盛り上がる日です。。。
昨日の大河ドラマ「光る君へ」は、近年まれにみる素晴らしい回でした。
一つは、藤原道長のライバルである藤原伊周(これちか)が失脚し、大宰府へ流罪になるシーン。。。
もう一つは、一条天皇の中宮である定子(ていし)が失意の中、清少納言が定子のために、「枕草子」を書き綴ったシーン。。。
最後に、10年もの空白を経て、道長とまひろ(紫式部)が再会するシーンという盛りだくさんの内容でした。
これほどの中味の濃い内容をよくも45分の一つの回におさめられたのだと思います。
おまけに、越前に旅立って、現地で宋人たちとも出会っています。
脚本家の大石静さんは、もちろんのこと、番組制作のスタッフの力はすごいものだと感心します。
さて、私がその中で、一番感激したのは、清少納言が失意の定子のために、「枕草子」を執筆する場面です。
清少納言は、一条天皇の中宮(奥さん)の定子の女房(侍女)として、二十代の後半から三十代にかけての七年間を仕えたそうです。
その間に、見聞きしたこと、感じたことなどを書き綴ったと言われています。
今回の「光る君へ」では、定子のことを思って、一人だけのために書き綴ったという設定になっていました。
その場面の映像が綺麗で、文章の美しさとともに、画面いっぱいに映し出されたのが、ジーンときました。
「春はあけぼの ようよう白くなりゆくやまぎわ・・・」
綺麗な日本語ですね。
春は、明け方が良いわ!
だんだんと白くなっていく山の上の雲が明るくなって、紫っぽい雲が細くたなびいている様子(が素晴らしいわ)
といったところでしょうね。
画面に蛍が飛び交っていたのが、まさに日本の四季を表しているようで、素敵でした。
これは、1000年たっても、いまだに人々に読み継がれる価値がある話だと改めて思いました。
日本人は、昔から四季折々の光景を細かく観察し、言葉を使い分け、表現してきたのでしょうね。
しみじみと綺麗な日本語を味わっていたら、道長とまひろのラブシーンがありました。
話が早く進み過ぎて、困ります。。。
まひろの心は、もうすでに越前にあるのでしょうか?
来週からの越前編にも期待しています。
先日、古本を買ったので、もう一度原文と現代語訳を読み直してみました。
千年前と今の明け方とどう違うのか、見てみたいものです。