「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて・・・」
有名な坊っちゃんの書き出しです。
先日ブックオフで、買ってきて、読み始めたところです。
夏目漱石の小説で、広く知られた有名な小説。
しかし、・・・。
還暦を過ぎる今まで、一切読んだことがありませんでした。
自慢するようなことではありませんね。
むしろ、この歳になって、夏目漱石の小説を読んだことがないのは、恥ずかしいんではないかなと思い始めました。
夏目漱石の小説でいうと、高校のときに教科書に載っていた「こころ」という作品を夏休みの課題か何かで読んで、何か暗い話だなあと思った記憶があります。
大学時代や就職してからも、小説というものは、一切読まず、歴史や科学、専門書などばかり読んでいました。
それが、50歳を過ぎたころに、何かのきっかけで、小説も読んでみようかなと思うようになりました。
食わず嫌いだったのかもしれません。
それ以来、小説をよく読むようになりました。
毎日、職場への行きかえりの電車の中で読んでいますが、すぐについてしまうので、一日に数ページしか進みません。
けれども、坊っちゃんは、短い話ですし、展開もわかりやすいので、毎日ちょっとずつ読んでも苦にはなりません。
文章もわかりやすくて、テンポが良くて、面白いですね。
今まで、読んでいなかったのが、惜しまれます。