かんりにんのひとりごと

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「立冬」の夜に今野敏を読む

2022-11-07 | 季節にまつわる話

 

いよいよ「立冬」を迎えました。

 

暦の上では、今日から冬が始まります。

 

あれは確か1月の末だったと思いますが、ブログの記事で「冬が名残り惜しい」ということを書きました。

 

寒い、寒い冬なのですが、なぜか残念な気がしたのです。

 

冬は冬の楽しみがあると思うようになりました。

 

 

 

今朝は、非常に冷え込んで、背筋がピリッとするような寒さでした。

 

まさに、「立冬」の朝という感じがしました。

 

 

空気が澄んで、景色が鮮やかな感じがしました。

 

 

 

朝の通勤電車から、この間読んでいる今野敏さんの「隠蔽捜査」シリーズ8冊目となる本を読んでいました。

 

この小説は、警察の物語と言っても、現場の刑事ではなくて、捜査全体を指揮する立場にある、警察署長や管理官、刑事部長などが主な登場人物になります。

 

主人公の竜崎は、もともと幹部候補として採用されたキャリア組だったのですが、家族の不祥事のために、降格人事をうけます。

 

地域の警察署の署長となってからも、彼流の見事な采配によって、事件を次々と解決に導きます。

 

今度は、神奈川県警の刑事部長となって、新しい部署に赴任することになりました。

 

東京の警視庁と神奈川県警との対立関係や中国人をめぐっての公安との微妙な対立なども乗り越えながら、今回も事件は無事に解決しました。

 

「さすが竜崎だな」と言いたい感じです。

 

今回は、横浜の中華街を舞台にして、警察官のOBの話も織り交ぜながら、なかなか読み応えのあるストーリーとなっていました。

 

 

 

竜崎の一本筋が通った言動が、ピリッとしていて、「立冬」に読むにはぴったりだと感じました。

 

すでに、単行本ではシリーズの9作目も発行されているそうですので、文庫本になるのを楽しみにしています。

 

明日は、皆既月食&天王星食でしたね。

 

それも楽しみです。

 

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