この何年かですが、綺麗な藤の花を撮影したいと思っています。
しかし・・・。
名所と言われるところは、人がいっぱいと聞いて、二の足を踏んでいます。
どこか、穴場のようなところはないかなあ・・・と思っていました。
先日、結婚式で岡山へ行く途中に、高速道路から山に咲いている藤を見つけました。
車の運転中なので、見るだけで、撮影できません。。。
偶然、サービスエリアにとまった時に、近くの山に藤の花が咲いているのを見つけました。
もっと、ちゃんと撮れば良かったのですが、車を止めて、野鳥用の望遠で遠くの藤を撮影しました。
かなり、ぼけています。。。
まあ、無いよりましです。
藤の花を見ながら、いろいろと考えていました。
この間、親戚や同級生の方から、母の若い頃の話をたくさん聞いたので、何となくわかってきたことがあります。
高校時代は、バスの便が少なくて、バス代もなかったので、遠くにある学校まで歩いて行っていたこと。
短大に行ったのだけれども、学費が無くて、中退をして、何かの試験を受けて、保育士の資格を取ったこと。
高校時代の親友と一緒に駅前の映画を見て、青春していたこと。
農家の暮らしが嫌で、どうしても都会に出たいと思っていたこと。。。
遠く離れた京都にやってきて、いろいろと悩むことが多く、家に帰りたいと泣いていたこと・・・。
いつか、車いすを押して散歩していたら、山を見て、「昔はあんたを連れて、歩いて田舎へ帰れるかどうか考えていた」と聞いたことがあります。
きっと、つらい時代があったのでしょうね。
一方で、昔の職場の方からは、「一緒に働いて、楽しかった。頼りになる人だった。」と聞きました。
田舎から、街にやってきて、仕事をめいっぱいやっていたという、母の行動力に対しては、ある意味感心させられます。
私は、ずっと父親が好きで、母親に対しては、冷たい態度をとってきていました。
今となっては、悪かったなあと、反省しています。
今から親孝行をしても、ちょっと遅いですが、せめて少しだけでも。。。