今日は日本人の理想の住宅を追い続けた建築家藤井口厚二のお話です。
「聴竹居」(ちょうちくきょ)というのをお聞きになられたことはありますか?
それは藤井厚二が京都府乙訓郡大山崎に建てた自邸の呼び名です。
数年前に実際に石田社長に連れられて訪れました。
初夏だったと思いますが・・・
山の中腹に建てられたその建物の素晴らしさに感動したのを覚えています。
今回、図書館で聴竹居を監修した本を見つけ、じっくり解説を含め見ることができました。
これぞ住むために建てられた住宅だと改めて思いました。
訪れた時にはガイドさんがおられ色々説明もしてもらいましたが、本に掲載されている詳細な設計図を見て更に四季を快適に暮らすことを追求し、家族との暮らしを自然を感じながら楽しもうとしていること。そして尚且つ省エネルギーなエコの家を目指そうとして実験がなされていたことにも感動しました。
藤井厚二の設計コンセプトには「住まいの理想は家族みんなの居心地のよさ」を重点に置いていたようです。
子ども部屋を読書室とし机から顔を上げると四季の自然な景色が広がる窓を配し、お父さん(藤井本人)の読書スペースもその中に作っている。子どもたちと一緒に本を読んだりしゃべったりする空間なんていいですよね。
他にも食事をするところの工夫や収納の工夫。
配膳しやすく片づけやすく調理しやすい。そこには女中さんがおられたようですが、家事室の考え方としては素晴らしいものです。
他にもたくさん書きたいことはありますが・・・気になられる方はこの本をお読みください。
そして実際に訪れて見てください。
私も「慕われるような魅力のある家」を提案していきたいと思う今日この頃です。
がんばっていきまSHOW
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