ミドルシニア的な自分らしい幸せな暮らし方

事例案件3000件以上の経験を持つ住まい&収納デザインのプランニングプロが日常の気づきを面白おかしく綴る日記

セルフマネジメントのためのリノベーション

2016-03-29 | 日々の仕事

だいぶ暖かくなってきましたね・・
愛犬のお散歩で今朝見かけた、賀茂川のほとりの桜たちは、今にもほころびそうに膨らんできていました。
開花が楽しみです。 

ところで、皆様「アクティブエイジング」という言葉をお聞きになられたことはございますか?
なんか元気が出そうな言葉だと思いませんか?

 『アクティブエイジング』とは、“人々が歳を重ねても生活の質が向上するように、健康かつ安全に社会参加ができるよう促進するプロセス。
・・・とWHO(World Health Organization世界保健機関)の指針に明記されています。

今まで『老後』と呼ばれていた時間を、『サードエイジ』と呼び、もっと健康に快適に、楽しく質の高い暮らしにしていきましょう!という考え方や目標が、『アクティブエイジング』なのだそうです。

現在、京都市左京区にて60歳代後半の方の家をリノベーションをしています。
住む方のこれからの生活をいかに快適に過ごしていけるかを真剣に取り組んでいます。

最近はお客様の住まい意識・リフォーム意識は、多様化していると同時に、ますますより豊かさを求める住まいづくりへの要求やご要望が高度化してきています。
私たちには、それに応えられるだけの設計提案力が求められていると感じています。
使い勝手や不満点や不便さを知り、より豊かな生活や暮らし方への夢や要望をかなえていくためには、不満点などもしっかり聴き、夢・要望の実現の具体策を提案する役割があるとも思っています。

趣味でも仕事でも遊びでも、楽しく過ごすためにはやっぱり健康が第一!
家の中での事故などを防ぐための提案が必須です。
転ばない家。空気のバリアがない家。加齢していくこれからの生活における変化に対応できる家。視力や四肢の弱まりをカバーできる家。様々のことを考えてます。
総合的には「住む人を介助する家」、住む人が人生をセルフマネジメントしながら楽しむための家を造っていきたいです。 

この現場でも洋裁好きな奥様がこれからもできるだけ長く洋裁を楽しみながら暮らしていただけるように、たくさんの布地の端切れをどこにしまったら一番良いのかなどの収納計画の詳細を今日は考え中です。

現場では解体してみると予想以上に家のあらゆるところが弱っていていました。

 

綺麗に軸組みを整え補強してこれから基礎の補強も行います。

 

家の耐久性や安全性を考えて、現場では大工さんや職人さんたちと智恵を絞りながら進行中です。 
お施主様にもご理解いただかなければならない大事な場面です。
業者さんたちの話によると工期や予算を優先して、建物の将来のことを考えないでコトを進めるビルダーもいるそうです。怖い話ですよね。
 

がんばっていきまSHOW 

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