ちょっとしたお話（お笑い系）

露地もん

先日、娘と二人でご飯を食べに行った。

京都、烏丸御池で前に行ったお店を探すけど・・・無い
なんでやろ

予約する時間もなかったので確認もできてへん・・
気を取り直して歩いてると

超・京都らしい佇まいの京町屋のお店発見「露地もん」

ここに入ってみよう。ということで中へ・・なかなかいい感じ。良かった良かった

坪庭を眺められる個室に通してもらった。
畳敷きなのに、ゆったりとした深い座り心地の濃紺のソファーに坐す。
電球色の間接照明のみの灯りが、テーブルの一部を妖艶に照らしている。
すりあげ障子に欄間のある建具。落ち着いた雰囲気で心も和む。
日本家屋のしつらいに満足しつつ・・料理を待つ。最高(^^♪
突き出しに七輪での焼き物・・うまっ
お料理に堪能し、美味しいお酒もいただき大満足で家路へ

が、しかし・・


事件はここから始まった。
帰りのタクシーに乗り込み「上賀茂までお願いします。」
タクシーは出発した

なのに・・家路は遠かった
・・というのは、この運転手さん新米だった？いや、いったい何なの？

京都にお住まいの方なら、お分かりいただけますが、
烏丸御池から上賀茂までなら、迷わず烏丸通りをまっすぐ北上するはず。
少し走り、道につきあたれば右折、そして賀茂街道をひたすら上がれば御園橋。
賀茂川に架かる御園橋を渡り川沿いをあがれば・・・もうそこは。

なのに・・

賀茂川3回も横断した。賀茂川に架かるいろんな橋を渡った　　なんで？
そして・・うろうろしたあげく、なんと植物園の南の露地に迷い込んだ。
ずっと黙って乗っていたけど・・低い声で思わずワタシ「烏丸上がったらええのに・・」と、ボソッ

「す、すんません、メーター倒します」と運転手さん

その後慌てて、烏丸通りに無事にではった・・そして順調に御園橋付近へと走った。
家の近くで降りるときに扉を開けてくれはりながら、
運転手さんは「料金はいりません。すみません連れ回りまして・・」と平謝り。

ほんまに連れ回られました(＠_＠;)と、思いましたが、
そこは仕方ないこと・・・それ相当の料金をお支払いして降りました

ほんま今日の運転手さん露地もんでした。


いや、ほんまやて・・ようでけてる話やろ～
けど・・ほんまの話やしね。面白すぎて娘と笑いネタにしてます。

「何回、橋渡るね～ん、頼むし、烏丸まっすぐ北上してや～」