今朝、NHKで吉野ヶ里をやっていた。
現在は「吉野ヶ里歴史公園」として、弥生時代の建造物が復元され、観光地として賑わっているようである。
吉野ヶ里遺跡は、今から24年ほど前の昭和61年に発見された。
二重の濠に囲まれた環濠遺跡として当時注目を集めた。
私も発掘が進む中、訪れた。長崎本線の神埼駅は当時全く田舎の駅という感じだった、駅前の自転車預かり所に荷物を預けた時、店のおばさんがどうしてこんなに人が来るのか分からないと言っていた。
今、神埼駅も近代的な駅に生まれ変わっているようである。観光客が多く来ているであろうことを想像させる。
当時、発掘も相当進んでいたので、様々な出土品を見ることができた、甕棺が多数出土し、その中から銅剣やガラスの管玉が発見された。
甕棺の多さや、管玉の青色の美しさに魅了された。
特に、その広さには驚かされた、無我夢中で見て回り、足にマメを作ってしまったのを覚えている。
私は、古代遺跡の発掘現場を見るのが好きである。特に、建造物の遺構・巨大な柱穴を見たりすると、その建物を想像し、一人古代のロマンを感じる。
青森県の三内丸山遺跡も素晴らしかった。只この遺跡の発掘現場を見に行った時はすでに発掘が相当進み、復元された建物もできており、楽しみは半減した、しかし、クリの巨木の六本の柱の遺構は、そこにどのような建造物が建っていたのかを想像する楽しみを残していてくれた。
食文化についても興味をそそられた、ゴミ捨て場から出てきているマグロ、ヒラメ、鯛の骨には当時の縄文人の食の豊かさと漁労の技術の高さを感じられた。
奈良県の桜井市では巨大建造物の遺構が発見され、卑弥呼との関係が注目を集めている。科学技術の進歩で、コンピュータ上で其の建造物の復元した姿が放映されていた。
もし、邪馬台国であれば長年の論争に終止符が打たれるであろうが、そう簡単にはいかないであろう。
いずれにしても、桜井市にも一回行ってみたい。
吉野ヶ里歴史公園も当時見た発掘現場がどのように復元したかも興味があり、行けるなら行ってみたい。