昨日から三学期の立川三小の放課後子供教室・さんさんサンクラブが始まった。
立川市から委託されて地域の運営委員会が実施している。
子どもたちの親であるPTAをはじめとして地域のボランティアの皆さんが見守りや受付を行っている。その数は70人以上である。
地域と子どもたちをつなぐ大きなファクターとなっている。
街を歩いていても子どもたちの方から挨拶をしてきたり話しかけてくる。
子どもたちを地域が支える、子どもたちを核に地域コミュニティーの形成を図る、地域の伝統やしきたりを子どもたちに伝えていくこれらは大人の責務である。
環境問題で江戸時代が注目されている。リサイクル都市・江戸は当時のヨーロッパに比べて格段に進んでいた。
子育てを社会が行うということについても江戸時代に学ぶことが多い。
特に、父親の子育てには注目することが多い。
江戸末期、来日した西欧人にも注目されていたという。
江戸時代にも現代で言う育児書のたぐいも多く出版されていたが、そのほとんどに父親の育児についての記載があるそうである。
勿論その背景jには、出産に伴う死亡が現代に比べて非常に高かったため、20台前後の女性の死亡率が男性の2倍近くあったとか、女性が労働力として貴重な存在であるなどの理由によるもの思われるが、家を子どもが継ぐという意味で、父親は真剣に子どもの養育に努めたのだろう。
家より個人という思想が一般化しているが、「家」の持つ意味を再考する必要もあるのではないだろうか。
放課後校庭で遊ぶ子どもたち