昨日、本屋に立ち寄った。
店頭で平積みされている「もういちど読む山川世界史」という本が目にとまった。
今、高校の教科書風に書かれた歴史の本が売れているというのを新聞かテレビで見たのを記憶していた。
山川出版社という名前の出版社は教科書で有名である。
学習指導要領では地理歴史の中で必修科目は世界史だけで日本史と地理は選択科目となている。平成25年度から実施される新学習指導要領でも同様である。
一方、東京都では都立高校の半分近くが日本史を必修科目としており、ここで東京都教育委員会は全ての都立高校で、日本史を必修科目にする方向を決めたようである。
私は高校時代、理科系のコースに属すクラスに居たので、地理は気候風土などの要素があり、現実的な生活と密着しており興味があったが、歴史は記憶科目という印象がありあまり興味がなかった。
そこで、自分の国の歴史という意味で日本史を選択した。
ところが、文学作品を読んでもその時代的背景や思想の底流を歴史的観点から見ることができず、結果的に西洋文学は敬遠してしまった。
また、現在の世界の動きも歴史的背景が見えないために真実の理解は不十分であると感じている。
そこで、世界の通史が分かる本を読まなければと感じていた折、高校の教科書鮒本は手ごろなものだと思い、買うことした。
日本の歴史を知る上でも、世界史との関連が分からなければとも思い、同じ出版社から出ている本も読んでみたい。