ストレスの考え方

先日或る学校に行きました。
先生と話をしていると女学生が入ってきました。
この先生は男女を問わず、学生に人気が有ります。

『先生～、お元気ですか～？』女学生
『お～元気だよ、久し振りだね～、どうしてた？』先生。
『今日は先生にと思ってメロンを持ってきました、
自分の家のを取ってきたんです、美味しいから食べて下さい』女学生。
甘い香りが部屋中に漂いました。
『わざわざメロンを持って来てくれたんか、重かっただろ～』と先生。
『車で運んで来たので大丈夫です』女学生。
『君は僕の授業に出ていないから如何しているのか心配していたんだ』先生。
『少し休んでいましたが、少しづつ授業に出てきています』女学生。
『そうか～、僕の授業に出ていないだけか～、アハハハ、
ストレスに弱いんだな～』先生。
『そうなんです、如何して良いか分らなくなってしまうんです。
でも少しづつ成れていきます、お邪魔しました～』と帰ろうとした女学生。
『ストレスに弱いの？』と僕は声を掛けました。

『僕の考え方だけど、ストレスと思う事は、今の自分の本の少し外側に在るモノだと思う。
何か起こった時、ストレスと感じないのは今の自分で対処出来る事だよね？
それと今の自分では対処出来ない位大きな事が起きても、言われても冗談だと済ますよね？
だからストレスは今の自分の本の少し外側に起きる事だと思う。
僕はストレスを感じた時、人として大きく成れるチャンスだと思っている。
ストレスを感じてその場を逃げても又同じ場面に当たると思う、
だから逃げないで立ち向かうようになれると良いね。分って貰えるかな～？』と僕。
『何となく分かる気がします、出来るだけやってみます』と女学生。
このような遣り取りが有りました。

社員にストレスを話す時はもう少し具体的に話します、
金銭で話す方が簡単だと思いますので金額で説明します。
『もし僕が１万円貸してくれ？と言ったら貸してくれるだろ？
１０万円でも貸してくれるだろ？
１００万円なら考え込んでしまうだろ？
１０００万円だと『そんなお金は有りませんよ～』と笑い飛ばして終わりだろ？』
ストレスは金銭では量る事が出来ないかもしれません、でも分り易い表現だと思っています。

ストレスに感じるのは今の自分の本の少し外側の課題、
仕事であれ、対人関係であれ、ストレスは自分を人として大きくしてくれる糧だと思います。
ストレスを感じたら必ず乗り越えられるはずです、最後は駄目で元々と思えば気が楽になります。
自分自身が生きて行く上で、今課せられた遣らなければならない通過点の一つだと思います。
通過点が多ければ多いほど、又乗り越えた数が多ければ多いほど自信に繋がります。
これが人として生きて行く上での幅になるのではないかと思います、
そしてこれが宿命なのでしょうか・・・