言の葉花壇

何度聞いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに呟きます。ぜひお気に入りを見つけてください。

昨日も今日も

2017年12月10日 | 万葉集
第 1014
◆ ◆ 九年 丁丑 春正月 橘少卿 また諸大夫等の 弾正尹門部王の家に集ひて宴せる歌二首 其の二
前日も 昨日も今日も 見つれども 明日さへ見まく 欲しき君かも
橘文成 ◆ ◆
     
万葉集 第六巻 より

::: 読み :::

をとつひも きのふもけふも みつれども あすさへみまく ほしききみかも

::: 意訳 :::

一昨日も 昨日も今日もお目にかかったけれど 明日もぜひあなたにお会いしたい

::: 備考 :::
 
右の一首は、橘宿禰文成 (少卿の子なり)