#鳴る神の……★☆ 鳴る神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ: 詠み人知らず : 歌意:雷鳴が少し響いて空も曇って雨も降ってきたらいいのに。そうすればあなたが帰るのを引き留められるのに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十一巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
なるかみの すこしとよみて さしくもり あめもふらぬか きみをとどめむ
みなさん、お元気?
鳴る神=雷のことね、つまり、雷鳴よ。
昔の人は雷は神様が鳴らしていると思っていたのね。
響み(とよみ)=大きな音が鳴り響くとか、大声で騒ぐ音などで揺れ動くという意味ね。
あーー、だから「少し」なんや。
遠くで雷鳴りだしたから、帰るのもうちょとあとからにしたらって口に出して言いたいんや。
ちょっとでも長く一緒におりたい切ない乙女心やわぁ。
ウチもこの季節、雷多いから、こんな気持ちにいっつもなるんやでぇ~。
そうね。好きな人と一緒だと雷も怖くなくなるわね。
でも、やっぱり雷は怖いから、みんなも気ぃつけてやぁ~!