#立つ虹の……★☆ 伊香保ろの やさかのゐでに 立つ虹の 現はろまでも さ寝をさ寝てば: 詠み人知らず : 歌意:伊香保の高い堰に立っている虹ではないが、あのように人目について現れるまでも満足するほど寝たならば、もう、見つかってもかまわない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十四巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
いかほろの やさかのゐでに たつのじの あらはろまでも さねをさねてば
伊香保ろ=今の群馬県の伊香保町やで。
やさかのゐで(八尺の堰塞)=八尺(やさか)大きいこと。長いこと。堰塞(ゐで)は堰堤、ダムのことやで。
ぬじ(努自)=これが虹(にじ)のことやで。万葉仮名で書いたら「努自」と書くんや。
現はろまでも=あらはろはあらはるの東国訛りなんや。
さ寝をさ寝てば=幾夜も続けて寝ること。
この歌は万葉集の巻14の東歌に収められている歌で、東国地方の人が詠んだので、「にじ」も「ぬじ」になってるんや。
万葉集の中で虹が出てくる歌はこれ1首だけなんやで。
ウチ等が、今見る虹の原理は解って見てるから何とも思わへんけど、昔の人にとって虹は天変地異、見えたら不安材料やったんやで。
高い位置から大勢の人が見える虹のように、自分たちの仲も知れ渡るんやったらそんでええわ、って、結構やけくそやけれど、知れ渡った後が不安やみたいな意味に使われてるんや。
みんなも、小っちゃい秘密でばれたらエヘッて言うようなことある~?
ウチはダイエット中にチョコレートをひとつしか食べたらアカンのに、ふ、ふたつ・・・
アカンわ!しゃべったら・・・