仮名序
|
◆ ◆ おほささきのみかどをそへたてまつれるうた |
難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花 | |
王仁 ◆ ◆ |
|
::: 読み ::: なにはづに さくやこのはな ふゆごもり いまははるべと さくやこのはな ::: 意訳 ::: 難波津に咲いたよこの花が。冬の間は籠って寒さを耐えていたけれど、今はもう春になったので、咲いたよこの花が |
この歌は、古今和歌集の仮名序の中で紀貫之が紹介していて、 百済から日本に渡来し儒教や漢字を伝えたという王仁(わに、生没年不詳)が仁徳天皇の即位を称えて 詠んだものとつたえられているわね。 現代ではかるたの会の始まりを知らせる時に詠んでるよね。 |