工房八重の部屋

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聖護院 「京の冬の旅 非公開文化財公開」優美な門跡寺院、市松白砂が見事

2013年01月21日 | Weblog
『京の冬の旅』では12年ぶりに聖護院が公開されていて、以前から宸殿前の白砂の

庭は映画のロケなどに使用されていると、新聞で見たことあり、申し込んで行ける

ことは知っていました。 今回のような特別公開中は気楽にいけそうです。

聖護院は、山伏で知られる本山修験宗(ほんざんしゅげんしゅう)の総本山だそうです。

代々皇室や摂家より門主を迎えた門跡寺院で「森御殿」と呼ばれ、御所火災時には

仮皇居となった建物なので、御所から移築した瀟洒な書院(重文)は、釘隠しや透かし彫り

など門跡寺院ならではの、優美で瀟洒な作りになっていました。

本堂には平安期の本尊・不動明王立像(重文)が安置されていました。

智証大師(ちしょうだいし)像(重文)胎内文書や山伏法具などが入り口横に

特別展示されていました。

宸殿前の広大な白砂は市松模様になって、見事でした。


聖護院門


看板


看板の写真 狩野派のふすま絵


看板の説明文


長屋門


玄関


宸殿


宸殿前の広大な白砂は市松模様になって、見事でした。


宸殿


宸殿と庭


本堂は不動堂  庭と本堂の建物








書院と庭


書院


書院 
御所から移築した瀟洒な書院(重文)は、釘隠しや透かし彫りなど門跡寺院ならではの
作りになっていました。内部は撮影禁止でした。


中庭


中庭


中庭
感心したのは、中庭も赴きのある庭にしつらえていることで、小さな庭の空間を
生かした庭には参考になりました。いずれも凛とした美しい庭でした。