新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

新潟のシギ・ホウロクシギ

2015-01-07 11:07:24 | シギ科
 ホウロクシギ 学名・Numenius madagascariensis 英名・Far Eastern Curlew

 ホウロクシギは,新潟県では旅鳥で,海岸や河口の砂浜で観察されます.鶏ほどもある大型のシギで,下方に湾曲した長い嘴が特徴です.その嘴をスナガニの穴に差し込み,捕食します.逃げるスナガニを大股で走り,追いかける姿は見ていて楽しいものです.

 ホウロクシギ 幼鳥.幼鳥は,成鳥よりも嘴が短めです.
撮影日時 2010.09.15 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.上と同一個体.
撮影日時 2010.09.15 撮影場所 新潟県新潟市


 水浴びするホウロクシギ 幼鳥.上と同一個体.
撮影日時 2010.09.15 撮影場所 新潟県新潟市 


 ホウロクシギ 成鳥.とにかく,嘴が長いです.
撮影日時 2011,07.17 撮影場所 新潟県新潟市 


 ホウロクシギ 成鳥.上と同一個体.
撮影日時 2011.07.17 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 成鳥.上と同一個体.
撮影日時 2011.07.17 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 成鳥.
撮影日時 2011.08.01 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 成鳥.上と同一個体.
撮影日時 2011.08.01 撮影場所 新潟県新潟市

新潟のシギ・アカエリヒレアシシギ

2015-01-07 08:59:58 | シギ科
 アカエリヒレアシシギ 学名・Phalaropus lobatus 英名・Red-necked Phalarope 

 アカエリヒレアシシギは,新潟県では旅鳥で,主に海上を群れで通過しますが,内陸部の湖沼や水田で観察されることもあります.雄よりも雌が鮮やかな色合いをしています.

 アカエリヒレアシシギ ♂ 夏羽.田植え後の水田に1羽で飛来しました.ムナグロやトウネンの群れに入っていましたが,群れが飛び去った後も,水面に輪を描くように回りながら採餌していました.
撮影日時 2011.05.15 撮影場所 新潟県新潟市


 アカエリヒレアシシギ ♂ 夏羽.上と同一個体.
撮影日時 2011.05.15 撮影場所 新潟県新潟市


 アカエリヒレアシシギ ♂ 夏羽.アカエリヒレアシシギは,輪を描くように泳ぎ,水面に浮いてきたプランクトンなどを細く,先の尖った嘴で摘み取ります.上と同一個体.
撮影日時 2011.05.15 撮影場所 新潟県新潟市


 アカエリヒレアシシギ 幼鳥.この幼鳥は,油で汚染されており,嘴を使い,油を取り去ろうと羽繕いを繰り返していました.油は,口から体内に入り,胃腸などの内臓にダメージを与えます.また,羽毛の撥水性,保温性を奪って体温を下げ,飛翔と採餌能力を失った鳥は死んでしまいます.
撮影日時 2011.09.08 撮影場所 新潟県新潟市