新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

日本海の鴎 シロカモメ 第4回冬羽

2015-01-27 22:10:53 | カモメ科
 シロカモメ 学名・Larus hyperboreus 英名・Glaucous Gull

 シロカモメは,大形のカモメ類の中で背の色が一番淡色です.大きさは,セグロカモメよりも大きいのが多いのですが,小さいのも稀ではないようです.普通に渡来するシロカモメは,シベリアで繁殖する亜種の L.h.pallidssimus です.稀に観察される小形のシロカモメは,アラスカ北東部で繁殖する亜種 L.h.barrovianus(アラスカシロカモメ)ではないかといわれています.
 シロカモメとアラスカシロカモメの識別点は,アラスカシロカモメがやや小さく,翼が長めで,背の色が少し濃いところだそうです.
 今回紹介するシロカモメは,漁港で,オオセグロカモメ,セグロカモメ,カモメ,ウミネコとともに海面に浮かんでいたものです.一見してシロカモメと感じたのですが,観察を続けるとオオセグロカモメよりも小さいのがわかりました.それに,翼の尾からの突出が大きく,嘴が細く,小さめに見えました.一瞬,アイスランドカモメの名が頭の中をよぎりましたが,小形のシロカモメが妥当なようです.
 このシロカモメについては,翌日に再観察し,多くの写真を撮りましたので,整理後に再度投稿します.

シロカモメ 第4回冬羽.ほとんど成鳥に似ていますが、嘴の先端に黒点が見られます.
撮影日時 2015.01.25 撮影場所 新潟県長岡市


 シロカモメ 第4回冬羽.上と同一個体.
撮影日時 2015.01.25 撮影場所 新潟県長岡市 


  

日本海の鴎 セグロカモメ 成鳥・冬羽

2015-01-27 11:01:02 | カモメ科
 セグロカモメ 学名・Larus argentatus 英名・Herring Gull

 カモメ類は,カモメの水兵さんじゃないですが,波間に浮いている姿がなんとも長閑でいいものです.また,青空をバックに飛ぶ姿も美しいですよね.カモメ類となると,直ぐに識別のほうに話題がいってしまいがちです.シロカモメの識別に頭を悩ませている今,ちょっと一休みして,セグロカモメの成鳥・冬羽を投稿します.セグロカモメの成鳥・冬羽は,背の色がオオセグロカモメよりも淡色です.カモメ類初心者の私でも,まず間違うことはないでしょう.

 セグロカモメ 成鳥 冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.上と同一個体.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.上と同一個体.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.上と同一個体です.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市