新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

日本海の鴎 セグロカモメ 成鳥・冬羽

2015-01-27 11:01:02 | カモメ科
 セグロカモメ 学名・Larus argentatus 英名・Herring Gull

 カモメ類は,カモメの水兵さんじゃないですが,波間に浮いている姿がなんとも長閑でいいものです.また,青空をバックに飛ぶ姿も美しいですよね.カモメ類となると,直ぐに識別のほうに話題がいってしまいがちです.シロカモメの識別に頭を悩ませている今,ちょっと一休みして,セグロカモメの成鳥・冬羽を投稿します.セグロカモメの成鳥・冬羽は,背の色がオオセグロカモメよりも淡色です.カモメ類初心者の私でも,まず間違うことはないでしょう.

 セグロカモメ 成鳥 冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.上と同一個体.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.上と同一個体.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.上と同一個体です.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市

日本海の鴎 セグロカモメ 第3回冬羽

2015-01-25 05:33:40 | カモメ科
 セグロカモメ 学名・Larus argentatus 英名・Herring Gull

 昨日(2015.01.24)は,天気予報が曇り,雪や雨の心配はなさそうです.そういうことで,海岸に行くことにしました.砂浜に出ると,白い波のむこうに佐渡島が見えました.しかし,鳥がいません.小さな漁港まで約2キロの砂浜が続きますが,出会ったのはシロチドリが1羽だけでした.
 小さな漁港には,カモメが1羽.今日,紹介する「日本海の鴎」は,セグロカモメの第3回冬羽です.

 セグロカモメ 第3回冬羽.
撮影日時 2015.01.24 撮影場所 新潟県新潟市


 ブログを開設して今日で64日目になります.はじめは,投稿記事のスタイルも定まらず,まったくの手探り状態でした.最近は,ようやく落ち着いてきたようです.訪問者数などは余り気にしていないのですが,トータル訪問者数がすでに3000人を超えました.つたないブログですが,今後ともよろしくお願いします.

佐潟のハイイロチュウヒ・幼鳥は2羽だった!

2015-01-24 09:15:52 | タカ科
 ハイイロチュウヒ 学名・Circus cyaneus 英名・Hen Harrier

 新潟市西区赤塚の佐潟で探鳥,ハイイロチュウヒの幼鳥を観察,撮影することができました.帰宅後,ゆっくりと画像を確認してビックリ.佐潟のハイイロチュウヒの幼鳥は,2羽だったのです.佐潟水鳥・湿地センターのレンジャーさんから,「ハイイロチュウヒは,2羽いるそうですよ」と聞いていたのに,細心の注意を払ってこなかったのです.確認した画像には,初列風切に欠損のない個体と,左翼初列風切の外側4枚目に欠損のある個体がくっきりと写っていたのでした.
 2014年12月29日,「ハイイロチュウヒ」と題して投稿した記事を確認すると,そこにも初列風切に欠損のない個体と,左翼の初列風切外側から4枚目に欠損のある個体の写真が添付されていました.やってしまった!思い込みとは恐ろしいものです.投稿前に何度も読み返しているはずなのに,まったく気づいていなかったのです.
 しかし,俄然,意欲がわいてきました.個体識別ができるのなら,2羽の行動の違い,換羽状況などを追跡できる可能性があります.2羽が渡り去った後に,特集を組めるいいですね.もしかすると,ハイイロチュウヒ・幼鳥の「幼鳥」を訂正しなければならない可能性もあります.その時は,こっそりと訂正しておきます.

 ハイイロチュウヒ 幼鳥.初列風切に欠損のない個体.
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟 


 ハイイロチュウヒ 幼鳥.左翼初列風切の外側から4枚目に欠損のある個体.
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


 ハイイロチュウヒ 幼鳥.左翼初列風切の外側4枚目に欠損のある個体.
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟

なにを食べてるの シメ

2015-01-22 13:02:25 | アトリ科
 シメ 学名・Coccothraustes coccothraustes 英名・Hawfinch
 
 畑と松林の間を通る農道に小鳥の群れがいました.「チッ,チッ」という鋭い鳴き声.シメです.50羽ほどの群れが,農道に下りています.夢中で何かを啄ばんでいます.

 シメ.啄ばむのに夢中です.飛び上がるのもいます.
撮影日時 2015.01.19 撮影場所 新潟県新潟市


 シメ.食べるのに一生懸命です.
撮影日時 2015.01.19 撮影場所 新潟県新潟市


 シメ.農道を通る人に驚いて飛んでも,遠くに行かず近くの木に避難します.安全を確認するとまた同じ場所に下りてきて,啄ばみ始めます.なにを食べているのでしょうか.
撮影日時 2015.01.19 撮影場所 新潟県新潟市


 シメ.大きくトリミングすると,足元に白い粒々が見えます.
撮影日時 2015.01.19 撮影場所 新潟県新潟市


 シメ.ひとしきり餌を食べると,水浴びを始めました.その後,遠くへ飛んでいってしまいました.
撮影日時 2015.01.19 撮影場所 新潟県新潟市


 シメが飛び去った後,餌を食べていたところに行ってみると,白い粒々が沢山落ちていました.中には割れたもの,砕かれたものもありました.頭上には,大きなエノキ.シメは,エノキの実の核を割って,その中の種子を食べていたのです.シメの太い嘴は,硬い核を割って,中の種子を食べるのに適しているのですね.
撮影日時 2015.01.19 撮影場所 新潟県新潟市

どこか変だよ! エナガ

2015-01-22 07:30:35 | エナガ科
 エナガ 学名・Aegithalos caudatus 英名・Long-tailed Tit

 あれっ,どこか変だよ!
 エナガ
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


 「ジュリリ,ジュリリ」と鳴きながら,エナガの群れがやってきました.じっとしていると,ヤナギの枝についた小さな虫を探しながらどんどん近づいてきます.あれっ,どこか変なエナガがいます.エナガ(柄長)の名前の由来,長い尾がありません.猛禽にでも襲われたのでしょうか.もしそうなら,尾を犠牲にして命が助かったということでしょう.

 エナガ
 よく見ると,小さな尾がついています.
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


 エナガ
 ヤナギの枝にぶら下がっています.尾がなくても器用なものです.でも,よく見てください.短い尾を使ってバランスをとっているのがわかりますか.
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


 エナガ
 正常な尾を持つエナガと一緒.正常な尾のエナガも,尾のないエナガも普通に行動しています.
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟

 

 エナガ
 でも,やっぱりエナガは,こうでなくちゃ.
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


ダイサギ 亜種・ダイサギ 

2015-01-20 22:07:29 | サギ科
 ダイサギ 亜種・ダイサギ 学名・Egretta alba alba 英名・Great Egret

 新潟で観察されるダイサギには,夏鳥として渡来,繁殖しているチュウダイサギ Ehretta alba modessta と,日本より北で繁殖し,冬鳥として渡来するダイサギ Egretta alba alba の2亜種があります.今回紹介するのは,ダイサギの亜種・ダイサギです.ダイサギの亜種・ダイサギは,亜種・チュウダイサギよりも大きいのが最大の特徴です.日本鳥類検索 清棲 1946 三省堂 によると,亜種・ダイサギの翼長は410-470mm,亜種・チュウダイサギの翼長は330-394mmです.亜種・ダイサギの最短翼長と亜種・チュウダイサギの最長翼長の差は,たったの10mmほどしかありません.これだけでは野外で識別するのは困難そうです.そこで,今回の亜種・ダイサギは,冬でも観察できるアオサギよりも大く見える個体を選びました.

ダイサギ 亜種・ダイサギ
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市 
。。

 ダイサギ 亜種・ダイサギ
撮影日時 2015.01.20 撮影場所 新潟県新潟市


 ダイサギ 亜種・ダイサギ
観察日時 2015.01.20 観察場所 新潟県新潟市



ベニヒワ

2015-01-19 09:22:35 | アトリ科
 ベニヒワ 学名・Carduelis flammea 英名・Redpoll

 ベニヒワと会うことができました.ハンノキに20羽ほどが群れ,「ジュッジュッ」と鳴きながら種子をついばんでいました.ちょうど雪がやみ,薄日が差してきた時でした.ファインダー越しに見えた額の紅色が本当にきれいでした.夢中でレンズを向けるのですが,ベニヒワの動きが素早い上に枝が込み合っており,ピントがなかなか合いません.ピントが合ったところで.連写を繰り返しました.そのうちに雪が降り出し,ベニヒワの姿も見えないくらいになりました.この間,5分ほどの短い出会いでした.程なく雪はやみましたが,ベニヒワの姿は消えていました.

 ベニヒワ
撮影日時 2015.01.12 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


 ベニヒワ
撮影日時 2015.01.12 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


 ベニヒワ
撮影日時 2015.01.12 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


 ベニヒワ 
撮影日時 2015.01.12 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


 ベニヒワ
撮影日時 2015.01.12 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟
 

日本海の鴎 ワシカモメ・第1回冬羽

2015-01-18 11:36:38 | カモメ科
 ワシカモメ 学名・Larus glaucescens 英名・Glaucous-winged Gull

 ワシカモメは,大形のカモメ類で,新潟では数の少ない冬鳥です.
 小さな漁港の波打ち際に,灰色がかった褐色の大形のカモメがいました.双眼鏡を覗くと,黒色の太い嘴をしています.体つきはほかの大形カモメよりもドッシリとした印象を受けます.初列風切は,淡色で,尾からの突出が少なく見えます.ワシカモメの特徴を備えています.
 順光での写真が撮れました.はじめて、飛翔写真も撮ることができました.家に帰り,写真と図鑑を見比べ,ワシカモメの第1回冬羽だろうという結論に達しました.

 ワシカモメ 第1回冬羽.がっしりした黒い嘴.黒く見える小さな目.この小さな黒い目が,ほかの大形カモメの顔つきよりも可愛らしく見せます.尾からの突出が少ない淡色の初列風切.体の色は,遠目ではほとんど一色に見えます.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市


 ワシカモメ 第1回冬羽.上と同一個体ですが,光の当たり具合で,少し淡色に見えます.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市


 ワシカモメ 第1回冬羽.上と同一個体です.飛翔時は,翼の上面がよく見えます.次列風切は,初列風切よりも暗色に見えるのですね.今回の撮影で,初めて観察できました.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市


 ワシカモメ 第1回冬羽.上と同一個体です.飛翔時の上面です.尾も全体的に淡色に見えます.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市

新潟のシギ・ホウロクシギ 幼鳥の水浴び

2015-01-18 04:56:03 | シギ科
 ホウロクシギ 学名・Numenius madagascariensis 英名・Far Eastern Curlew

 「新潟のシギ・ホウロクシギ 幼鳥の行動」の続編です.
 餌探しで砂浜を休みなく歩き回ったホウロクシギの幼鳥は,嘴も足も砂で汚れてしまいました.羽毛の間にも砂が入り込んだことでしょう.数メートル飛んで,波打ち際に降り立ち,水浴びを始めました.水浴びは,その後の羽繕いを含めて10分間にも及ぶ丁寧なものでした.水浴び,羽繕いを観察していると,鳥たちがいかに羽毛を大切にしているかがわかります.

 ホウロクシギ 幼鳥.はじめに足をジャブジャブと洗います.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.次に嘴をきれいにします.人間のように手を使えない鳥たちは,嘴と足を使って羽毛を整えます.当然,最初にきれいにするのでしょう.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.水しぶきを上げて,水浴びします.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.顔,口元も洗います.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.波打ち際に座り込みました.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市  


 ホウロクシギ 幼鳥.水しぶきを上げて水浴び.頭から背に水を流します.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.頭と嘴を使って,羽毛を整えます.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.脛の羽毛もきれいに整えます.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.水滴が飛び散ります.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.全身くまなく,砂や汚れを洗い落とします.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.羽毛を整えます.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.最後に羽ばたきをして,水浴びは一応終了しました.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市 


 ホウロクシギ 幼鳥.水浴び後は羽毛に脂を塗り,丁寧に羽繕いをします.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市 



日本海の鴎 カモメ

2015-01-17 12:38:01 | カモメ科
 カモメ 学名・Larus canus 英名・Mew Gull

 カモメは,新潟県では冬鳥で,普通に見ることができます.大きさは,ほぼウミネコと同じです.成鳥は,嘴と足が黄色いきれいなカモメ類です.

 カモメ 成鳥 冬羽.嘴の先端に不明瞭な暗色部がありますが,カモメの場合,成鳥でもそのような嘴を持つものも多いとされています.足は,きれいな黄色をしています.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市


 カモメ 成鳥 冬羽.上と同一個体.翼の下面を見せて飛び立ってくれました.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市


 カモメ 成鳥 冬羽.上と同一個体.日本海をバックに飛びます.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市