新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

日本海の鴎 セグロカモメ

2015-01-17 09:39:24 | カモメ科
 セグロカモメ 学名・Larus argentatus 英名・Herring Gull

 セグロカモメは,普通に見られるカモメ類ですが,新潟県ではオオセグロカモメよりも数が少ないようです.カモメ類の中では大形で,オオセグロカモメに似ていますが,背の色がずっと薄いです.しかし,カモメ類の背の色は,光の当たり具合で濃く見えたり,薄く見えたりすることがあるので早合点は禁物です.私的には,オオセグロカモメよりも顔つきがやさしく見えます.
 カモメ類の識別は,本当に難しい.カモメ類をよく観察している人とお話すると,結局「見れば見るほどわからなくなる」という結論になります.図鑑を脇に置きながらブログ記事を書いていますが,間違い,勘違いが起きる可能性が高いです.その際はご容赦せずにご指摘ください.
 ブログなどを拝見すると,カモメ類に関する写真,記事ともに,ほとんどが太平洋側で観察されたもののようです.日本海側にも多くのカモメ類が渡ってきています.カモメ類の観察初心者ですが,日本海のカモメ類について発信していきたいと思います.ご支援,ご協力をお願いします.

  セグロカモメ 成鳥 冬羽.波打ち際に佇むセグロカモメ.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.飛び立ち前の助走.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.背面を見せて飛び立ちました.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市


 セグロカモメ 成鳥 冬羽.風に負けない力強い羽ばたき.
撮影日時 2015.01.13 撮影場所 新潟県新潟市

新潟のシギ・ホウロクシギ 幼鳥の行動 

2015-01-13 07:32:22 | シギ科
 ホウロクシギ 学名・Numenius madagascariensis 英名・Far Eastern Curlew

 海岸の砂浜にホウロクシギの幼鳥がいました.ホウロクシギの幼鳥は,まばらに生えた草地を歩き回り,嘴を砂の中に差し込んで餌を探ったり,時々,伸びをしたり,頭を掻いたりしていました.ホウロクシギの幼鳥の行動を2回に分けて紹介します.

 ホウロクシギ 幼鳥.頭部のアップ.下方に湾曲した長い嘴.成鳥の嘴は,もっともっと長いです.
 「ホーちゃん,ホーちゃん,嘴が長いのね.そうよ母さんも長いのよ」と口ずさみながら撮影しました。
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.歩く.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.歩く.歩く.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.草の中を歩く.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.歩く.歩く.歩く.休まずに歩き続ける.砂の上には,無数の足跡.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.歩き疲れたのか,たまに伸びをする.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市 


 ホウロクシギ 幼鳥.少し飛んで移動.歩くより飛ぶほうが楽なのか.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市 


 ホウロクシギ 幼鳥.時々,草の根元に嘴を差し込み餌を探す.


 ホウロクシギ 幼鳥.たまにはこんな姿勢で餌を探る.湾曲した嘴は,このように使うのか!
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.頭を掻く.ホウロクシギの頭掻きは,「直接頭掻き」です.
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市

新潟のシギ・コシジロウズラシギ 2011

2015-01-11 08:54:46 | シギ科
 コシジロウズラシギ 学名・Calidris fuscicollis 英名・White-rumped Sandpiper

 コシジロウズラシギは,新潟県では迷鳥です.2011年8月,新潟市に飛来したコシジロウズラシギは,日本で2回目の記録といわれています.
 2011年8月4日,新潟市中央区の海岸,埋立地にシギ・チドリの観察に行きました.埋立地には,数羽のトウネンの群れがいました.その中に,トウネンよりも少し大きい見慣れないシギがいたのです.しばらく観察を続けると,そのシギが釣り人に驚いて飛び上がりました.腰が白く見えました.とっさに「White-rumped Sandpiper」の名前が頭をよぎりました.何十年も前,シギ・チドリを覚え初めの頃に手にした,フィールドガイド 「 BIRDS of North America」で覚えた名前です.その図鑑には,シギ・チドリの飛翔図が描かれており,大変重宝したものでした.和名は,思い浮かびませんでした.貴重な記録になるはずです.いかに多くの写真を撮るかです.遠くから,近くから.前から,後ろから,横から.最大の特徴であろう腰も写さなければなりません.鳴き声も記録する必要があります.幸いにもそのシギは,トウネンよりも警戒心が薄く,飛び去っても直ぐに戻ってきてくれました.夏の日差しに焼けたコンクリートの堤防に座り込むと,すぐ目の前までやってきました.何百枚の写真を撮ったでしょうか.気がつくとお昼はとっくに過ぎていました.
 帰宅後,「シギ・チドリ類ハンドブック」(文一総合出版)を見ると,和名・コシジロウズラシギ,日本未記録種と記載されています.CROOM HELM の「SHOREBIRDS」を辞書を引きながら読み,ようやくコシジロウズラシギだと確信しました.しかし,夜,布団に入ると不安が沸いてきます.本当にそうなのだろうか? 撮影した写真と図鑑のイラストを見比べる日が続いたのでした.

 コシジロウズラシギ 夏羽.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市


 コシジロウズラシギ 夏羽.磨耗が進んでいます.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市


 コシジロウズラシギ 夏羽.後から.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市


 コシジロウズラシギ 夏羽.前から.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市


 コシジロウズラシギ 夏羽.泥の割れ目に足を取られてよろけました.そのおかげで下尾筒が見えました.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市


 コシジロウズラシギ 夏羽.翼を上に上げたので脇が見えました.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市


 コシジロウズラシギ 夏羽.足の指が見えるカットです.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市


 コシジロウズラシギ 飛翔.左はトウネンです.飛ぶときに「チリッ」と聞こえる声で鳴きました.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市 


 コシジロウズラシギ 夏羽.腰の羽毛は,拡大すると灰色の模様が入っています.肉眼で見たときは,ほとんど白く見えました.左はトウネンです.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市 


 コシジロウズラシギ 夏羽から冬羽に換羽中.
撮影日時 2011.08.08 撮影場所 新潟県新潟市


 コシジロウズラシギ.上の写真を拡大しました.肩の部分などに灰色の冬羽が見えます.
撮影日時 2011.08.08 撮影場所 新潟県新潟市


 コシジロウズラシギ.8月4日に撮影した写真を拡大しました.上の写真と比較すると,換羽の状況がわかります.
撮影日時 2011.08.04 撮影場所 新潟県新潟市



アカゲラ

2015-01-10 12:30:36 | キツツキ科
 アカゲラ 学名・Dendrocopos major 英名・Great Spotted Woodpecker

 アカゲラは,林で聞く「キョッ.キョッ」という声を頼りに探すと見つけることができます.冬は,広葉樹の葉が落ちているので,他の季節よりも観察しやすいでしょう.レンズを向けると,サッと木の裏側に回り,隠れん坊します.そして時々,顔だけ覗かせ「まだいるか」と見ている,いたずらっ子のような可愛いやつです.
 海辺近くの住宅地で,「キョッ.キョッ」と鳴く声が聞こえました.近くにキツツキが餌を探すような大きな木は見当たりません.しかし,その声は近くから聞こえてくるのです.家庭菜園の脇にキウイフルーツの棚があり,その棚を支えるスギの丸太にとまっていました.肩羽にある白い斑(スポット)がよく目立ちます.
 新潟県に生息,繁殖しているアカゲラは,アカゲラ(Denndrocopos major hondoensis)という亜種に分類されています。本州と隠岐,対馬に分布しています.北海道と南千島には,エゾアカゲラ(D.m.japonicus)という別の亜種が分布しています.

 アカゲラ(D.m.hondoensis)♂.アカゲラの亜種・アカゲラです.
撮影日時 2015.01.08 撮影場所 新潟県新潟市


 昨年,北海道に探鳥旅行に行くことができました.その時に撮影したエゾアカゲラです.エゾアカゲラの肩羽先端の白色班は,アカゲラよりも大きく,耳羽の色がクリーム白色,またはクリーム色です.アカゲラの耳羽は,クリーム色,または褐白色です.エゾアカゲラの頬のほうが,アカゲラよりも白っぽく見えるということかな?

 エゾアカゲラ(D.m.japonicus)♀.
撮影日時 2014.06.17 撮影場所 北海道・野幌森林公園


 上と同一個体.
撮影日時 2014.06.17 撮影場所 北海道・野幌森林公園

 

 ブログで亜種について触れようとすると,ちょっと不安がよぎります.種の和名アカゲラと,亜種の和名アカゲラをどのように混乱せずに書くことができるかということです.
 そこで少し勉強してみました.
 まず種についてです.種とは,生物分類の基本単位です.遺伝学の成果をもとにマイヤーは,「種とは互いに交配し得る自然集団で,個々の集団はほかの集団とは生殖的に隔離されている」と定義し,これが生物学的種概念として現在最も有効な定義として受け入れられているそうです.(鳥類学辞典・昭和堂)
 次に亜種です.亜種とは,生物の分類体系で種よりも下の階級のひとつで,固有の特徴を持つ地理的な品種を意味します.同種内の各亜種の繁殖地は,重なり合いませんが,越冬地は重なる場合もあります.(鳥類学辞典・昭和堂)
 要するに,アカゲラを例にとると,アカゲラもエゾアカゲラも種としてはアカゲラです.地理的に離れているから交配できないが,一緒に飼うと交配できるということです.形態で区別しようと思えば区別できるが,地理的に隔離されていないのは亜種といえません.このような集団は,品種とよばれます.
 その次は,種と亜種の和名についてです.これが難しい.
 亜種の和名について,日本鳥類目録 改定第6版・日本鳥学会で,「亜種のない種は,種の和名をもつ.その種に二つ以上の亜種がある場合でも,日本にその種の一亜種だけが分布する場合は,種の和名と亜種の和名は同一である.日本で2亜種以上が存在する場合は(迷鳥を含む),日本で繁殖する亜種(2亜種以上繁殖する場合は本州,特に本州北部以北の亜種),もしくはいちばん普通な越冬亜種の和名は種の和名と同じとし,その他の亜種にそれぞれ別の亜種名を与える(その場合の亜種名は,種の和名に形態的特徴か地域名を形容詞としてつける)」を原則としていると説明しています.
 わかりづらいでしょう.そこでまた,アカゲラを例にとります.日本にはアカゲラ,エゾアカゲラ,ハシブトアカゲラ(D.m.brevirostris)の3亜種が存在しています.ハシブトアカゲラは,迷鳥です.そして日本には,アカゲラとエゾアカゲラが繁殖しています.アカゲラは,本州で繁殖するので種の和名と同じ亜種名を持っています.北海道で繁殖するエゾアカゲラには,北海道を意味する地域名エゾを形容詞とした亜種名が与えられました.ハシブトアカゲラには,嘴が太いという形態的特徴を形容詞とする亜種名が与えられています.
 なんだか,わかったような,わからないような.書いているうちに自分が混乱してしまいました.面倒ですが,亜種には学名を付記するのが一番のようです.

海岸松林で探鳥

2015-01-09 09:29:56 | 新潟の探鳥地
 2015年1月8日,新潟市西区の海岸松林で探鳥.
 新潟県は,長い海岸線を持ち,その所々に砂浜が広がっています.砂浜の内側(陸側)には,冬の強風,その風が運ぶ砂から人家や農耕地を守るためにクロマツの植林が行われています.クロマツの砂防林は,人の手によって育てられ,守られてきました.しかし,今,そのクロマツに松枯病が広がっています.色々な対策が立てられ,実行されていますが,追いつかないのが実情のようです.時々出会う,下草刈りや枝下ろしをされているボランティアの方々には頭の下がる思いです.役に立つのかわかりませんが,林に広がるセイタカアワダチソウを何本か引き抜いておきました.
 林の小道を歩いてゆくと,「ズィー」という鳴き声.下草の間から小鳥が飛び出し,枝に飛び上がりました.枝の上を歩いています.ビンズイです.雪の少ない年は,海岸の松林などで観察することができます.

 ビンズイ 冬羽.


 クロマツの枝先に10数羽のシメの群れがとまりましたが,直ぐに飛んでいってしまいました.その後,しばらくは風の音しか聞こえません.さらに進んでいくと,カラ類の群れに出会いました.クロマツの天辺近くを飛び回っています.シジュウカラとヤマガラの群れで,アカゲラとコゲラも混じっていました.この日の松林は,種類,数とも少なく,寂しいかぎりでした.
 最後に会えたのは,カシラダカでした.「チッ」と鳴いて,枝にとまった4,5羽の群れでした.

 カシラダカ 冬羽。


カシラダカ 冬羽.


観察された鳥種は次のとおりでした.
キジバト,コゲラ,アカゲラ,モズ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヤマガラ,シジュウカラ,ヒヨドリ,メジロ,シロハラ,ツグミ,ビンズイ,アトリ,シメ,ホオジロ,カシラダカ,アオジ  

新潟のシギ・ホウロクシギ

2015-01-07 11:07:24 | シギ科
 ホウロクシギ 学名・Numenius madagascariensis 英名・Far Eastern Curlew

 ホウロクシギは,新潟県では旅鳥で,海岸や河口の砂浜で観察されます.鶏ほどもある大型のシギで,下方に湾曲した長い嘴が特徴です.その嘴をスナガニの穴に差し込み,捕食します.逃げるスナガニを大股で走り,追いかける姿は見ていて楽しいものです.

 ホウロクシギ 幼鳥.幼鳥は,成鳥よりも嘴が短めです.
撮影日時 2010.09.15 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 幼鳥.上と同一個体.
撮影日時 2010.09.15 撮影場所 新潟県新潟市


 水浴びするホウロクシギ 幼鳥.上と同一個体.
撮影日時 2010.09.15 撮影場所 新潟県新潟市 


 ホウロクシギ 成鳥.とにかく,嘴が長いです.
撮影日時 2011,07.17 撮影場所 新潟県新潟市 


 ホウロクシギ 成鳥.上と同一個体.
撮影日時 2011.07.17 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 成鳥.上と同一個体.
撮影日時 2011.07.17 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 成鳥.
撮影日時 2011.08.01 撮影場所 新潟県新潟市


 ホウロクシギ 成鳥.上と同一個体.
撮影日時 2011.08.01 撮影場所 新潟県新潟市

新潟のシギ・アカエリヒレアシシギ

2015-01-07 08:59:58 | シギ科
 アカエリヒレアシシギ 学名・Phalaropus lobatus 英名・Red-necked Phalarope 

 アカエリヒレアシシギは,新潟県では旅鳥で,主に海上を群れで通過しますが,内陸部の湖沼や水田で観察されることもあります.雄よりも雌が鮮やかな色合いをしています.

 アカエリヒレアシシギ ♂ 夏羽.田植え後の水田に1羽で飛来しました.ムナグロやトウネンの群れに入っていましたが,群れが飛び去った後も,水面に輪を描くように回りながら採餌していました.
撮影日時 2011.05.15 撮影場所 新潟県新潟市


 アカエリヒレアシシギ ♂ 夏羽.上と同一個体.
撮影日時 2011.05.15 撮影場所 新潟県新潟市


 アカエリヒレアシシギ ♂ 夏羽.アカエリヒレアシシギは,輪を描くように泳ぎ,水面に浮いてきたプランクトンなどを細く,先の尖った嘴で摘み取ります.上と同一個体.
撮影日時 2011.05.15 撮影場所 新潟県新潟市


 アカエリヒレアシシギ 幼鳥.この幼鳥は,油で汚染されており,嘴を使い,油を取り去ろうと羽繕いを繰り返していました.油は,口から体内に入り,胃腸などの内臓にダメージを与えます.また,羽毛の撥水性,保温性を奪って体温を下げ,飛翔と採餌能力を失った鳥は死んでしまいます.
撮影日時 2011.09.08 撮影場所 新潟県新潟市

佐潟で探鳥

2015-01-06 11:07:09 | 新潟の探鳥地
 2015年1月5日,青空に誘われて新潟市西区赤塚の佐潟へ.
 湖面に見えるのは,マガモ,コガモを中心とするカモたち.コハクチョウは,採餌に出かけたのか数羽を残して姿が見えない.時々,カモたちが飛び騒ぐが,追い掛け回しているのはオオタカの成鳥で,ハイイロチュウヒの姿は見えない.
 少しがっかりして歩き始めると,ツグミの声がする.双眼鏡をのぞくと,ツグミの亜種・ハチジョウツグミだ.しかし,ファインダーの中のハチジョウツグミは,恥ずかしがり屋で顔を隠している.2009年,2013年によく観察できたが,2014年は姿を見ることがほとんどなかった.この冬は,当たり年かな? ツグミを見たら,要注意.

 葦の中から顔を出したホオジロ.
 ホオジロ 学名 Emberiza cioides 英名 Siberian Meadow Bunting


鳴きながら餌場に向かうヒシクイの亜種・オオヒシクイ.
 オオヒシクイ 学名 Anser fabalis middendorffii 英名 Bean Goose


 マガンも飛んでいく.
 マガン 学名 Anser albifrons 英名 White-fronted Goose


 葭原の中,柳の枝にとまるオオタカの幼鳥.
 オオタカ 学名 Accpiter gentilis 英名 Northern Goshawk


 草むらから飛び出してきたミヤマホオジロの♂.
 ミヤマホオジロ 学名 Emberiza elegans 英名 Yellow-throated Bunting


 枝にとまり,時々,「ピーヒョロロー」と鳴いていたトビ.
 トビ 学名 Milvus migrans 英名 Black Kite


 最後に出現したチュウヒの♂・成鳥.
 チュウヒ 学名 Circus spilonotus 英名 Eastern Marsh Harrier


 観察された鳥種は,次のとおりでした.
 キジ,ヒシクイ(亜種・オオヒシクイ),マガン,コハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,ミコアイサ,カワアイサ,カイツブリ,ハジロカイツブリ,カワウ,アオサギ,ダイサギ(亜種・ダイサギ),コサギ,オオバン,トビ,チュウヒ,ハイイロチュウヒ,オオタカ,ノスリ,カワセミ,コゲラ,アカゲラ,アオゲラ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,シジュウカラ,ヒヨドリ,ウグイス,エナガ,メジロ,ミソサザイ,ムクドリ,シロハラ,ツグミ(亜種・ハチジョウツグミ,亜種・ツグミ),ジョウビタキ,スズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,カワラヒワ,マヒワ,ベニマシコ,ウソ,シメ,ホオジロ,カシラダカ,ミヤマホオジロ,アオジ,オオジュリン

新潟のアジサシ・コアジサシの交尾行動

2015-01-05 06:46:43 | カモメ科
 コアジサシ 学名 Sterna albifrons 英名 Little Tern
 
 鳥類の交尾行動は,その種によって一定した様式で儀式化されています.間近で見る機会が多いのはカモ類ですが,ここでは,コアジサシの交尾行動をご紹介します.
撮影日時 2011.06.06 撮影場所 新潟県新潟市

 コアジサシ 交尾行動①.♂が♀の脇に立ち,体を接触させます.♀は,その場にうずくまります.
 この行動の前に,♂が♀のそばに立ち,胸を反らす.雌がうずくまる.♂が♀の脇に回りこむ,という行動がありました.(求愛給餌が行われたかは,観察できていません)


 コアジサシ 交尾行動②.♂が♀の背に飛び乗ります.


 コアジサシ 交尾行動③.♂が尾を下げ,♀は尾を上げます.


 コアジサシ 交尾行動④.交尾です.

 

 コアジサシ 交尾行動⑤.交尾時間は,瞬間的です.


 コアジサシ 交尾行動⑥.♂は♀の背から飛び降ります.


 コアジサシ 交尾行動⑦.交尾を終え,飛び去りました.

新潟のシギ・セイタカシギ

2015-01-04 17:12:31 | セイタカシギ科
 セイタカシギ 学名 Himantopus himantopus 英名 Black-winged Stilt

 セイタカシギは,新潟県では数の少ない旅鳥と見られます.湖沼や水田,蓮田,海岸や河口の水溜りなどで観察されます.名前のとおり足の長い,優美なシギです.セイタカシギ科に分類されています.

 セイタカシギ 幼鳥.まだ足,翼も成長しきっていない幼鳥です.飛翔能力はありましたが,長距離を移動してきたとは考えにくく,近くで繁殖した可能性を捨てきれません.
撮影日時 2009.10.07 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


 セイタカシギ 幼鳥.上の写真と同一個体です.
撮影日時 2009.10.07 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


 セイタカシギ ♂・成鳥.
撮影日時 2010.06.05 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


 セイタカシギ 第1回冬羽.
撮影日時 2013.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


 セイタカシギ 第1回冬羽.上と同一個体.
撮影日時 2013.09.12 撮影場所 新潟県 新潟市


 セイタカシギ 第1回冬羽.上と同一個体.背が灰褐色をしています.
撮影日時 2013.09.12 撮影場所 新潟県新潟市