昨年富岡製糸場に行った時に初めて使用しました「青春18きっぷ」を今年も使って旅してきました。
今日は妻も一緒に行ってくれました。
当初、川越に行こうかと思いましたが現在街のシンボルの「時の鐘」が改修中という事で急遽予定変更、川越も「小江戸」と呼ばれていますが「北総の小江戸」と呼ばれている千葉の佐原に行く事にしました。
妻には馴染みが無かったようなのですが行ってみる事にしました。
帰りに成田山にも寄りたいという妻の希望もありましたので早く沼津を出発する事にしました。
沼津5時17分発の電車で出発、熱海で乗り換え、戸塚で「エアポート成田」に乗り換え横浜・東京地下駅間は初めて乗ります。総武線を通り市川から先は初乗りです。
成田で成田線の銚子行きに乗り換えて10時10分佐原着。約5時間の電車の旅でした。
佐原は観光地ですので下車する人が多かったです。
佐原駅に到着。古い街並みを模した感じの建物です。
駅前の観光案内所でレンタサイクルを借りる事にしました。
古い街並みには歩いても近いのですが香取神宮にも足を延ばしたいので自転車を借りる事にしました。
佐原は水運を利用して「江戸優り」といわれるほど栄えていた街です。人々は、江戸の文化を取り入れ、更にそれを独自の文化に昇華していました。その面影を残す町並みが小野川沿岸や香取街道に今でも残っています。
江戸時代、全国を測量して日本地図を作り上げた伊能忠敬の旧宅も小野川沿いにあります。
伊能忠敬旧宅。国の史跡に指定されています。
醸造業などを営んでいた伊能家の土蔵造りの店舗のほか、炊事場、書院、土蔵が残っています。
伊能忠敬記念館もありますが、今日は月曜日ですので休館日との事です残念。
情緒を感じます。かつて倉敷の川沿いを歩いたのを思い出しました。
中村屋商店(千葉県有形文化財)
正文堂書店(千葉県有形文化財)店の中と店の横に番傘が飾られていました。
さて今の時刻11時頃ですが佐原のHPを見ていたら、面白い蕎麦屋があるので行ってみたくなりました。
正文堂さんの2軒隣の小堀屋本店というお店ですが、ここも千葉県有形文化財の指定を受けています。
ここの蕎麦のメニューで「黒切蕎麦」という昆布を練り込んだ黒い蕎麦が有名なので試してみました。
昆布が練り込んである割に昆布の風味はしません。そばの風味もそれほどしません。しかしタレは美味しかったです。
メニューとしては普通の蕎麦を選択する方が良かったかもしれませんがここでしか食べられないものなので後悔はしていません。
開店と同時に入りましたのですんなり入れましたが、出て来るころには列ができていました。
食後、再び小野川沿いを巡ってみました。
どこもロケに使えそうな風景です。造り酒屋のレンガ煙突発見、いいもんですね。
忠敬橋の北側は後で訪れる事にしまして、先に香取神宮に向かいます。忠敬橋を東に向かう事になります。
この道沿いにも古い建物が並んでいます。
中村屋乾物店(千葉県有形文化財)
三菱館(千葉県有形文化財)、旧三菱銀行佐原支店
香取神宮に向かって行くとコンクリート製の鳥居が現れます。
一の鳥居です。
更に進むとちょっとした上り坂になりレンタルのままチャリでは力が要ります。(妻は電動アシストですのでスイスイだったようです)
そして佐原の中心から約15分位で香取神宮到着。
参道にはちょっとした食べ物屋さんが並んでいました。
大鳥居です。いよいよ神聖な領域に入って行きます。
総門前の鳥居です。
総門です。朱塗りが印象的ですね。
楼門です。(重要文化財)本殿同様元禄13年の幕府造営のものです。
本殿(重要文化財)。
香取神宮の本殿は、平安時代には伊勢の神宮と同様に20年ごとのお建替の制度がありましたが、戦国時代には衰退しました。現在の本殿は、元禄13年(1700) 徳川幕府の手によって造営されたものです。
本殿前にある御神木。
詳しく見ていたい神宮でしたが時間も押していますので佐原の町に戻ります
今度は、忠敬橋から北に向かいました。
江上(千葉県有形文化財)。さわら舟めぐりの舟が通って行きます。
江戸時代より醤油の醸造をしていた老舗。創業は寛政12年(1800年)5月。現在は10代目とのことです。
古い街並みの北のはずれです。どこをとっても絵になりますね。
さらに北に向かって小野川水門まで行きました。
小野川水門。利根川との水門です。
堤防に上ると広い利根川が眺められます。のんびりした風景でした。
これで佐原駅まで戻って自転車を返して成田に向かいたいと思います。
もう少しここの風情を味わってみたい街でしたが時間がゆっくり流れているのを感じられてよかったです。
佐原から電車で成田に行きました。
JR成田駅、成田山の玄関口ですので賑わっていました。
成田駅から成田山までは徒歩10分との事ですので、そう遠くない距離感です。
途中に「成田山薬師堂」があります。
薬師堂は、明暦元年(1655年)に成田山本堂として、現在の大本堂のある場所に建立されました。「水戸黄門」で知られる水戸光圀が参詣し、初代市川團十郎が子宝祈願をした由緒ある御堂です。
参道の風景、賑わいを見せています。
大野屋旅館。
参道を歩いていると「大野屋旅館」という古風な建物が現れました。旅館はやっていないのですが食事と土産物店はやっています。登録有形文化財となっています。
いよいよ成田山新勝寺に入って行きます。
総門。
開基1070年の記念事業により、2008(平成19)年建立した荘厳な雰囲気の総門は、高さ15mの総欅造りだそうです。
仁王門。(重要文化財)
1831(天保2)年再建の国指定重要文化財。門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊が奉安され、昔から成田山の門を守ってきました。
大本堂。
昭和43(1986)年建立、大本堂は成田山で最も重要な御護摩祈祷を行う中心道場です。
護摩に向かう僧侶の列に出会いました。
三重塔(重要文化財)
1712(正徳2)年に建立、総高は25mで、塔内には大日如来を中心に五智如来が奉安され、周囲には「十六羅漢」の彫刻がめぐらされています。
出世稲荷。
商売繁昌、開運成就、火伏せのご利益があると伝えられており、古くから出世稲荷と呼ばれて親しまれています。
釈迦堂(重要文化財)
1858(安政5)年に建立されたました。かつての本堂であり、大本堂の建立にあたって1964(昭和39)年に現在の場所に移されました。仏教 を開いた釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。
額堂(重要文化財)
1861(文久元)年に建立、1986(昭和61)年に修復されました。御信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物で、江戸時代に 奉納された貴重な絵馬や、様々なモチーフの彫刻は、目を見張るものであります。
開山堂。
光明堂(重要文化財)
1701(元禄14)年に建立、釈迦堂の前の本堂であり、江戸時代中期における貴重な建物です。大日如来、愛染明王、不動明王が奉安 されています。
平和の大塔。
1984(昭和59)年に建立された平和の大塔は、真言密教の教えを象徴する塔です。
しかしここに来た時午後4時前、今日はお盆の為閉まってしまいました。
大本堂前に戻って三重塔の周りの建物を見てきました。
鐘楼
一切経堂
聖徳太子堂
急ぎ足でまわって来ました。
全国でも名を知られたお寺ですので、境内も参道もスケールが違いますね。大急ぎでしたけど来てよかったです。
さて、夕飯には少し早い時間ですが成田山の参道には多くのうなぎ店がある事に驚かされます。成田詣でに訪れた人々に栄養価の高いものを、という事で表参道周辺に広まったと言われています。
多くの店から鰻を焼くいい匂いがしますのでつい誘惑に乗って鰻を食べたくなりました。
今日一日早朝から活動しているご褒美に鰻屋さんに入る事にしました。
数ある店の中から「駿河屋」という静岡県人にとっては馴染めそうな店に入ってみました。
最初はうな丼にしようと思って入りましたが、メニューを見てうな重に上方修正してしまいました。更にコヤチンは生ビールまで頂いてしまいました。
駿河屋さんのうな重。
美味しかったです。身が柔らかくてふっくらしていました。
大井川共水うなぎを使っているそうです。大井川の南アルプス伏流水と厳選された飼料によって育てられたうなぎだそうです。
至福の時を味わって成田駅に戻り帰途につきました。
帰りの電車の中ではうなぎとビールのせいかすぐに寝てしまいました。
帰りは戸塚と熱海で乗り換えて沼津に21時頃着きました。
疲れたけど充実感のある一日でした。
今日は妻も一緒に行ってくれました。
当初、川越に行こうかと思いましたが現在街のシンボルの「時の鐘」が改修中という事で急遽予定変更、川越も「小江戸」と呼ばれていますが「北総の小江戸」と呼ばれている千葉の佐原に行く事にしました。
妻には馴染みが無かったようなのですが行ってみる事にしました。
帰りに成田山にも寄りたいという妻の希望もありましたので早く沼津を出発する事にしました。
沼津5時17分発の電車で出発、熱海で乗り換え、戸塚で「エアポート成田」に乗り換え横浜・東京地下駅間は初めて乗ります。総武線を通り市川から先は初乗りです。
成田で成田線の銚子行きに乗り換えて10時10分佐原着。約5時間の電車の旅でした。
佐原は観光地ですので下車する人が多かったです。
佐原駅に到着。古い街並みを模した感じの建物です。
駅前の観光案内所でレンタサイクルを借りる事にしました。
古い街並みには歩いても近いのですが香取神宮にも足を延ばしたいので自転車を借りる事にしました。
佐原は水運を利用して「江戸優り」といわれるほど栄えていた街です。人々は、江戸の文化を取り入れ、更にそれを独自の文化に昇華していました。その面影を残す町並みが小野川沿岸や香取街道に今でも残っています。
江戸時代、全国を測量して日本地図を作り上げた伊能忠敬の旧宅も小野川沿いにあります。
伊能忠敬旧宅。国の史跡に指定されています。
醸造業などを営んでいた伊能家の土蔵造りの店舗のほか、炊事場、書院、土蔵が残っています。
伊能忠敬記念館もありますが、今日は月曜日ですので休館日との事です残念。
情緒を感じます。かつて倉敷の川沿いを歩いたのを思い出しました。
中村屋商店(千葉県有形文化財)
正文堂書店(千葉県有形文化財)店の中と店の横に番傘が飾られていました。
さて今の時刻11時頃ですが佐原のHPを見ていたら、面白い蕎麦屋があるので行ってみたくなりました。
正文堂さんの2軒隣の小堀屋本店というお店ですが、ここも千葉県有形文化財の指定を受けています。
ここの蕎麦のメニューで「黒切蕎麦」という昆布を練り込んだ黒い蕎麦が有名なので試してみました。
昆布が練り込んである割に昆布の風味はしません。そばの風味もそれほどしません。しかしタレは美味しかったです。
メニューとしては普通の蕎麦を選択する方が良かったかもしれませんがここでしか食べられないものなので後悔はしていません。
開店と同時に入りましたのですんなり入れましたが、出て来るころには列ができていました。
食後、再び小野川沿いを巡ってみました。
どこもロケに使えそうな風景です。造り酒屋のレンガ煙突発見、いいもんですね。
忠敬橋の北側は後で訪れる事にしまして、先に香取神宮に向かいます。忠敬橋を東に向かう事になります。
この道沿いにも古い建物が並んでいます。
中村屋乾物店(千葉県有形文化財)
三菱館(千葉県有形文化財)、旧三菱銀行佐原支店
香取神宮に向かって行くとコンクリート製の鳥居が現れます。
一の鳥居です。
更に進むとちょっとした上り坂になりレンタルのままチャリでは力が要ります。(妻は電動アシストですのでスイスイだったようです)
そして佐原の中心から約15分位で香取神宮到着。
参道にはちょっとした食べ物屋さんが並んでいました。
大鳥居です。いよいよ神聖な領域に入って行きます。
総門前の鳥居です。
総門です。朱塗りが印象的ですね。
楼門です。(重要文化財)本殿同様元禄13年の幕府造営のものです。
本殿(重要文化財)。
香取神宮の本殿は、平安時代には伊勢の神宮と同様に20年ごとのお建替の制度がありましたが、戦国時代には衰退しました。現在の本殿は、元禄13年(1700) 徳川幕府の手によって造営されたものです。
本殿前にある御神木。
詳しく見ていたい神宮でしたが時間も押していますので佐原の町に戻ります
今度は、忠敬橋から北に向かいました。
江上(千葉県有形文化財)。さわら舟めぐりの舟が通って行きます。
江戸時代より醤油の醸造をしていた老舗。創業は寛政12年(1800年)5月。現在は10代目とのことです。
古い街並みの北のはずれです。どこをとっても絵になりますね。
さらに北に向かって小野川水門まで行きました。
小野川水門。利根川との水門です。
堤防に上ると広い利根川が眺められます。のんびりした風景でした。
これで佐原駅まで戻って自転車を返して成田に向かいたいと思います。
もう少しここの風情を味わってみたい街でしたが時間がゆっくり流れているのを感じられてよかったです。
佐原から電車で成田に行きました。
JR成田駅、成田山の玄関口ですので賑わっていました。
成田駅から成田山までは徒歩10分との事ですので、そう遠くない距離感です。
途中に「成田山薬師堂」があります。
薬師堂は、明暦元年(1655年)に成田山本堂として、現在の大本堂のある場所に建立されました。「水戸黄門」で知られる水戸光圀が参詣し、初代市川團十郎が子宝祈願をした由緒ある御堂です。
参道の風景、賑わいを見せています。
大野屋旅館。
参道を歩いていると「大野屋旅館」という古風な建物が現れました。旅館はやっていないのですが食事と土産物店はやっています。登録有形文化財となっています。
いよいよ成田山新勝寺に入って行きます。
総門。
開基1070年の記念事業により、2008(平成19)年建立した荘厳な雰囲気の総門は、高さ15mの総欅造りだそうです。
仁王門。(重要文化財)
1831(天保2)年再建の国指定重要文化財。門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊が奉安され、昔から成田山の門を守ってきました。
大本堂。
昭和43(1986)年建立、大本堂は成田山で最も重要な御護摩祈祷を行う中心道場です。
護摩に向かう僧侶の列に出会いました。
三重塔(重要文化財)
1712(正徳2)年に建立、総高は25mで、塔内には大日如来を中心に五智如来が奉安され、周囲には「十六羅漢」の彫刻がめぐらされています。
出世稲荷。
商売繁昌、開運成就、火伏せのご利益があると伝えられており、古くから出世稲荷と呼ばれて親しまれています。
釈迦堂(重要文化財)
1858(安政5)年に建立されたました。かつての本堂であり、大本堂の建立にあたって1964(昭和39)年に現在の場所に移されました。仏教 を開いた釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。
額堂(重要文化財)
1861(文久元)年に建立、1986(昭和61)年に修復されました。御信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物で、江戸時代に 奉納された貴重な絵馬や、様々なモチーフの彫刻は、目を見張るものであります。
開山堂。
光明堂(重要文化財)
1701(元禄14)年に建立、釈迦堂の前の本堂であり、江戸時代中期における貴重な建物です。大日如来、愛染明王、不動明王が奉安 されています。
平和の大塔。
1984(昭和59)年に建立された平和の大塔は、真言密教の教えを象徴する塔です。
しかしここに来た時午後4時前、今日はお盆の為閉まってしまいました。
大本堂前に戻って三重塔の周りの建物を見てきました。
鐘楼
一切経堂
聖徳太子堂
急ぎ足でまわって来ました。
全国でも名を知られたお寺ですので、境内も参道もスケールが違いますね。大急ぎでしたけど来てよかったです。
さて、夕飯には少し早い時間ですが成田山の参道には多くのうなぎ店がある事に驚かされます。成田詣でに訪れた人々に栄養価の高いものを、という事で表参道周辺に広まったと言われています。
多くの店から鰻を焼くいい匂いがしますのでつい誘惑に乗って鰻を食べたくなりました。
今日一日早朝から活動しているご褒美に鰻屋さんに入る事にしました。
数ある店の中から「駿河屋」という静岡県人にとっては馴染めそうな店に入ってみました。
最初はうな丼にしようと思って入りましたが、メニューを見てうな重に上方修正してしまいました。更にコヤチンは生ビールまで頂いてしまいました。
駿河屋さんのうな重。
美味しかったです。身が柔らかくてふっくらしていました。
大井川共水うなぎを使っているそうです。大井川の南アルプス伏流水と厳選された飼料によって育てられたうなぎだそうです。
至福の時を味わって成田駅に戻り帰途につきました。
帰りの電車の中ではうなぎとビールのせいかすぐに寝てしまいました。
帰りは戸塚と熱海で乗り換えて沼津に21時頃着きました。
疲れたけど充実感のある一日でした。