コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

リオからバドタカマツの根性と吉田沙保里の涙と川井梨沙子の歓喜。

2016-08-19 22:17:34 | スポーツ
今日のリオは色々ありました。
メダルそれも一番輝いているメダルが期待できるバドミントン女子。
まずはシングルスの準決勝に奥原希望が登場してインドのシンドゥ・プサルラと対戦しました。ランキングから言うと奥原の方が上です。しかし気になったのは身長差20cmというところです。
見ていて奥原が取らなくてはいけないところでミスでポイントを逃している。プサルラは長い腕を利してクリアする所を打ってくる。
体力的に無尽蔵と思われていた奥原の方がバテテ来たのかもしれません。第2セット終盤は完全に相手に押し切られてなすすべがない状態でした。0-2で敗れてしまいました。
本来今晩3位決定戦が行われる予定でしたが、相手の中国選手の棄権で奥原の銅メダルが決定しました。日本バドミントン界初のシングルスでのメダルでした。
奥原も若いので東京では金メダルを目指してほしいです。

続いて女子のダブルス決勝が行われました。日本の高橋・松友組がデンマークのカミラ・リターユヒル/クリスティナ・ペデルセン組との対戦です。こちらも身長差がある対戦となりました。
第1セットは接戦でしたが先行するデンマーク組をマツトモが追う展開です。こちらも痛い所でミスが出たタカマツ組がセットを落としてしまいました。でも百戦錬磨のタカマツ組ですのでやってくれると信じていました。第2セットはエンジンがかかってきたタカマツがすんなり取りセットカウント1-1に追いつきます。
運命をかけた第3セットは力を溜めていたのかデンマーク組が再び先行します。接戦になりますが16-19になった時、コヤチンは60%位負けを覚悟しましたが、ここからがタカマツは勝負強かった。
連続ポイントで同点・逆転遂にマッチポイントを握ります。そして次におこったのは歓喜の瞬間。高橋はコートで横になって松友はしゃがみこんでしまいました。彼女たちも金メダルのプレッシャーがあったんでしょうね。よく乗り越えてくれた。よく獲ってくれた。
ありがとう!!マツトモ!!
おめでとう!!マツトモ!!

準決勝まで時折見ていました女子のレスリングですが、53kg級の吉田沙保里と63kg級の川井梨沙子は順当に勝ち上がって来ましたが、75kg級の渡利璃穏は初戦で姿を消してしまいました。
女子バドミントンが終わったのが2時30分頃でしたので仕事があるので寝てしまいました。
朝起きてテレビの画面から吉田沙保里が悔し涙に暮れていました。「まさか!」と思いました。彼女は悔しくて悔しくてたまらなかったでしょう。
でも勝者がいる限り敗者がいる。勝負事の常識なので鉄人の吉田沙保里と言えども負ける時もあるという事だと思います。
王者吉田沙保里については世界中が目標にして切磋琢磨しています。よくここまで勝って来たと思います。彼女の功績は強さだけでなく日本の女子レスリングを引っ張って来た事だと思います。ジュニアの選手達もきっと吉田沙保里のような選手になる事を夢見てトレーニングしているし、私たち素人にもスピード感あふれるレスリングで魅了してくれました。
残念だけど吉田沙保里が色褪せる訳ではないしこれからもレジェンドとして語り継がれていく選手だと思います。
今はゆっくりして前を向いて欲しいと思います。
お疲れさん!!吉田沙保里!!

吉田の負けの後嫌な雰囲気を一掃してくれたのは63kg級の川井梨沙子でした。彼女も吉田沙保里を目標にしてきた選手です。
初のオリンピックでしたが堂々たる試合運びで決勝でもソツのない試合運びでベラルーシの選手に危なげなく勝って金メダルを手にしました。
あの吉田沙保里が敗れた後だけにプレッシャーのあったと思いますが強い精神力で勝ち抜きました。
こんな若手が出てきたのも吉田沙保里の功績だと思います。
この状況でよく勝ってくれた。
おめでとう!!川井梨沙子!!

喜びと悲しみがあった一日でした。でも頑張った選手達を讃えたいと思います。