「74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる」
(牧師 ミツコ すばる舎 2020.11 p.190)
昨年9月上旬の新聞に掲載されていましたので、図書館に予約していました。予約したとき順位は72番、やっと順番が回ってきました。
目次
第1章 74歳、ひとり暮らしに満足しています
第2章 月7万円で十分に暮らせています
第3章 寝たきり、認知症を遠ざけるための健康講座
第4章 「働く」ことが日々の張り合い、元気の源に
第5章 日常生活のひとつひとつを大切に
第6章 くよくよ悩まずに生きるコツ
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お金がないことを嫌だなと思うのではなく、その状態を楽しんでいます。たとえば、花は、ごくたまに1本しか買いません。でも、だからこそ、その1本の花が買えたとき、ものすごくうれしい。
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ミツコさん 1946年牧師の家庭に8人きょうだいの5番目として生まれ、現在も協力牧師として教会につとめる。
収入の状態から食事の献立まで、洗いざらいをオープンにしています。
本書の中からちょっと
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・食事は少量のものを品数多く
・いつでも笑顔を。あちこちに鏡を置いて表情チェック
・楽しくないと人生じゃない
・少しでも人の役にたてるのがうれしいし、喜ばれると私も元気をもらえます
・物には「寿命を全うしてもらう」という考え方
・いつでも目の前のことを「最高のものにしよう」と向き合う
・誰かに何かをしてあげるのは、自分がやりたかったから。何事も一生懸命にやる。人のためではなく、すべては自分のためと考えます
・常に相手に対して、一歩引くように心がけています。
・何かが足りないと思うのは、人と比べてしまっているからかもしれません
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「物には「寿命を全うしてもらう」という考え方」、物は大切に最後まで使う、壊れれば、破れれば直すという考え方には同感します。私も修理できるものはできるだけ修理して使っています。他人から見れば、買った方が安いと言われるかもしれません。しかし、それを作った人がいることを想えばなかなか捨てられません。最後まで使い切るということがその物に対する思いやりだと思います。
物だけではなく時間、一日も同じです。与えられた一日を十分に使い切った一日にしたいと思います。