1月6日 (金曜日) 晴れ
記事に・・
その少女の寝室には、北向きの窓があった。
窓から見える星空が、十歳の女の子を夢中にさせた。
~~~~
じっと見続けていると、星のめぐりが分かる。
眠るのが惜しくなって、夜更かしをする。
だから、お母さんは、大声を出さなくてはいけなかったという。
「一晩中、窓から頭を出し続けるのはやめなさい」。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
だが、少女は見続けた。
この少女が、米国の天文学者ベラ・ルービンさん。

銀河が回転する速度を観測することで彼女が成し遂げた発見は、
ノーベル賞に値すると言われた。
宇宙の四分の一を占めながら、
見ることができぬ謎の物質「ダーク・マター(暗黒物質)」が
存在する証拠を見つけたのだ。
~~~~~~~~~~
少女時代から天文学を志していたが、
高校の教師からは「科学を志すには力不足」と言われ、
名門大学からは「当大学院は、女性を受け入れない」と断られた。
四人の子の育児に追われながらの学究生活だったので、
多くの研究者が一番乗りを競い合うテーマは避け、
人があまり手を出さない問題にじっくり取り組んだ。
~~~~~~~~~~
それが大発見につながったという。
女性として史上三人目のノーベル物理学賞受賞はならぬまま・・・、
年末に八十八歳で逝ったが、こう語っていたそうだ。
「名声など、つかの間のこと」
「私の人生で、毎晩星を見ることほど面白いことはないんです」。
一晩中どころか、一生涯、星空を見つめ続けた人生である。
★こういう話を聞くたびに
”好きこそ物の上手なれ”を思い出す。
又「「好奇心と好きで好きでたまらない」ことは・・それをいくらやっても疲れない・・
会社の顧問であったN先生が良く語った言葉も思い出す。
私にはこれがないのが一番悔しいことだ!飽きやすいんだ!なあ~!
夢中になれるものが少なかったか?
=================
★ダークマター

宇宙空間には人間には見えないナニカが存在すると考えられてきた。
1970年代になって銀河系の観測が進むと、
銀河の内部と外部でその回転速度があまり変わらないことが明らかとなり、
その原因として挙げられたのが銀河外縁部に存在するナニカである。
観測が進むと、銀河系の回転以外にもナニカの存在を思わせる現象(光の歪み)が明らかになり、
さらには宇宙が存在するためには質量を持った見えない物質の
存在が必要不可欠であるという考え方が一般的となり、
その正体不明の物質はダークマターと呼ばれるようになった。
ダークマターは宇宙全体の密度の約4分の1(26.8%)を占めているとされ、
残りの73%の内、
既知の物質が4.9%、
ダークエネルギーという正体不明のエネルギーが68.8%である
(宇宙を構成する物質の大部分は正体不明ということになる)。

記事に・・

その少女の寝室には、北向きの窓があった。
窓から見える星空が、十歳の女の子を夢中にさせた。
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じっと見続けていると、星のめぐりが分かる。
眠るのが惜しくなって、夜更かしをする。
だから、お母さんは、大声を出さなくてはいけなかったという。
「一晩中、窓から頭を出し続けるのはやめなさい」。
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だが、少女は見続けた。
この少女が、米国の天文学者ベラ・ルービンさん。

銀河が回転する速度を観測することで彼女が成し遂げた発見は、
ノーベル賞に値すると言われた。

宇宙の四分の一を占めながら、
見ることができぬ謎の物質「ダーク・マター(暗黒物質)」が
存在する証拠を見つけたのだ。

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少女時代から天文学を志していたが、
高校の教師からは「科学を志すには力不足」と言われ、
名門大学からは「当大学院は、女性を受け入れない」と断られた。
四人の子の育児に追われながらの学究生活だったので、
多くの研究者が一番乗りを競い合うテーマは避け、
人があまり手を出さない問題にじっくり取り組んだ。
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それが大発見につながったという。

女性として史上三人目のノーベル物理学賞受賞はならぬまま・・・、
年末に八十八歳で逝ったが、こう語っていたそうだ。
「名声など、つかの間のこと」
「私の人生で、毎晩星を見ることほど面白いことはないんです」。
一晩中どころか、一生涯、星空を見つめ続けた人生である。
★こういう話を聞くたびに
”好きこそ物の上手なれ”を思い出す。
又「「好奇心と好きで好きでたまらない」ことは・・それをいくらやっても疲れない・・
会社の顧問であったN先生が良く語った言葉も思い出す。
私にはこれがないのが一番悔しいことだ!飽きやすいんだ!なあ~!
夢中になれるものが少なかったか?
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★ダークマター

宇宙空間には人間には見えないナニカが存在すると考えられてきた。
1970年代になって銀河系の観測が進むと、
銀河の内部と外部でその回転速度があまり変わらないことが明らかとなり、
その原因として挙げられたのが銀河外縁部に存在するナニカである。
観測が進むと、銀河系の回転以外にもナニカの存在を思わせる現象(光の歪み)が明らかになり、
さらには宇宙が存在するためには質量を持った見えない物質の
存在が必要不可欠であるという考え方が一般的となり、
その正体不明の物質はダークマターと呼ばれるようになった。
ダークマターは宇宙全体の密度の約4分の1(26.8%)を占めているとされ、
残りの73%の内、
既知の物質が4.9%、
ダークエネルギーという正体不明のエネルギーが68.8%である
(宇宙を構成する物質の大部分は正体不明ということになる)。