6月29日 (木曜日) 晴れ
日めくりと題した記事に
陸上選手の事が・・・

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「駈けっこ」が速い子は学校でも一目置かれ、
人気者であることが多い。運動会では
〝断トツ〟の1位でゴールして喝采を浴び、
見に来た保護者も「あの子誰? すごいね」となる


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★幼い時は自分もそうであったが徐々に遅れていったことを思い出す。
6月25日まで、大阪市のヤンマースタジアム長居で開催されていた
陸上の日本選手権で男子100、200メートルの
2冠を獲得した
サニブラウン・ハキーム選手(18=東京陸協)も、
授かった抜群の身体能力を生かして、自分の居場所を見つけてきた一人ではないか。
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サニブラウン選手は、ガーナ人の父親と日本人の母親との間に生まれた。
2015年の世界ユース選手権で100、200メートルの2種目を制した。
200メートルでは世界記録保持者ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)の持っていた
大会記録を塗り替えた

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24日に行われた日本選手権の男子100メートル決勝は、
群雄割拠で例年にない盛り上がりを見せていた。


日本記録に0秒01と迫る10秒01の自己ベストを持つ
桐生祥秀選手(東洋大)、
前回の覇者
ケンブリッジ飛鳥選手(ナイキ)、
安定感のある山県亮太選手(セイコーホールディングス)、
そして追い風参考ながら電気計時では国内初となる9秒台(9秒94)をマークした
多田修平選手(関学大)に
サニブラウン選手を加えた5人が、順当に決勝に進出した。
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スタート前に降りだした雨で「夢の9秒台」は期待薄になったが、
50メートルを過ぎた辺りで、既に勝負はついていた。
加速のレベルが違うのだ。

優勝タイムは大会タイの記録の10秒05。
身長187センチと大柄のサニブラウン選手は、
スプリンターとして国内のライバルとは明らかにものが違った。

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世界の短距離界のトップは、ほとんどが黒人選手である。
その最大の理由は、身体的な特徴にあるそうだ。
一般的に黒人選手は「腸腰筋」と呼ばれる股関節周りの筋肉が発達している。

走るときにこの筋肉を活用すると、姿勢を維持したり
推進力を増加させたりすることができるのだという。

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そのほか、
黒人選手はアキレス腱が長く大臀筋も発達していて、
瞬発力を必要とする競技、種目でアドバンテージを持っていると言われている。
日本人選手も、トレーニングで腸腰筋などを鍛えることはできるが、
それらが生まれながら備わっている黒人選手にはどうしてもかなわないのだそうだ。
今春、東京の城西高校を卒業したサニブラウン選手は今秋、米フロリダ大に進学する予定だ。
有望選手がひしめき、優秀なコーチがたくさんいる恵まれた環境でその才能を磨いたらどうなるのか。
荒削りに見える走り方がより効率のいいものになれば9秒台はもちろん、
ボルト選手が持つ世界記録(100メートル9秒58、200メートル19秒19)も
視野に入ってくる。期待は膨らむばかりである。
(47ニュース編集部 宍戸博昭)氏より