日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

北朝鮮、ミサイル7発、もう2発準備?

2006年07月05日 19時03分44秒 | 残日録
北朝鮮が、未明より次々とミサイルを発射している。テポドン2号(射程距離3500Km~6000Km)は失敗のようですが、ノドン(1300Km)やスカッドミサイル(300Km~500Km)は、主に日本を標的にしているようだ。実戦配備は、500~600発と言われているが、液体燃料なので、ゴーサインが出てから注入する。いざ発射となれば、スカッド400発程度でしょう。ノドンが数十発、テポドン1号も数十発?テポドン2号は数発あるも、今回の失敗で実戦配備できないでしょう。
号外が出たり、どのテレビでも報道される混乱ぶりだが、心配することはない。弾頭が通常爆弾なら、破壊される範囲がビル1つ程度ですから、先の大戦で雨あられと空爆され、焼け野が原となった日本でも、数え切れない爆弾が投下されましたあのベトナムだって、無差別に落とされた爆弾の数は、数十万発でしょう。数百発のミサイルに驚く必要はありません。
怖いのは、核弾頭です。6~7発持っているようですが、運べるのは、テポドン1号、2号でしょう。今回テポドン2号は弾道軌道(アメリカ向きの太平洋に)向けられていましたが、約9分後日本海に消えました。失敗で2段目のブースターに点火しなかったのでしょう。恐れるに足りません。核を戦争で使ったのはアメリカ、使われたのは日本だけですが、すでに弱っていたとはいえ、たった2発で降参です。北の核を防止するには、中国の協力が不可欠です。靖国の問題でごたごたしていると、アメリカの強か(したたか)な戦略は、経済でも軍事でもアジアでは中国だ、と成りうるでしょう。用心、用心。
アジアの戦略は、中国抜きに考えられませんから、お願いだから仲良くしてちょうだい!
北朝鮮からのミサイル発射を感知しても、着弾するまでの時間は、九州で3~4分、東京でも5~6分というから、迎撃ミサイルもあてに出来ないようだ。本当は困難なシステムのようです。大陸間弾道弾なら宇宙空間まで上がり降りてくるので時間がかなりある。アメリカは国土防衛できる。日本は近すぎるようです。