日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

模擬原子爆弾

2006年07月26日 20時58分17秒 | 残日録
今日7月26日は、61年前(1945/07/26 09:26)に大阪市東住吉区に模擬原子爆弾が投下されました。投下時刻に合わせて「追悼のつどい」が開かれました。アメリカの余裕は、広島(8月6日)、長崎(8月9日)に世界で始めて原子爆弾を投下しましたが、それまでに実に50発もの模擬原子爆弾(通常の爆薬だが形状や重さは同じ)が、東京、大阪、愛知、富山、愛媛などに投下訓練されました。
「エノラ・ゲイ」(B-29の改造型)によって投下された2発の「リトルジョン(原子爆弾)」は、戦争を終結させましたが(アメリカ(戦勝国)では原爆は立派な博物館の展示品だ)、以後、原爆が戦争で使われたことはありません。実験は数多く実施され、多くの犠牲者も出している(日本の漁船、福竜丸も被爆)そして、運搬手段(ミサイル)や性能(水素爆弾)を格段に進歩させ、在庫数も数万発貯蔵されている。
その、終着駅(行き着く先)は、誰も解らない。北朝鮮だって、6~7発持っているようだ。
日本も北朝鮮に対する「先制攻撃論」が起こるようでは、いつ「作ろう」となるかとの不安もある。すでに人工衛星を打ち上げる「運搬手段」は持っているし・・・・。