中野竜一君！日本文理高校３年！

日本文理高等学校（新潟）は、香川西高等学校（香川）に１対２で敗れ、球児にとって県予選から始まる長い夏が終わりました。
応援します！この人生！は「中野竜一君（３年）」です。
１点ビハインドの９回裏の攻撃は、２死走者１塁の場面で、栗山賢君（２年）に替わって代打中野君が告げられました。一塁走者が盗塁、キャッチャーの悪送球を誘って走者は一気に３塁へ。ボールカウントが、２ストライク１ボールで、同点のチャンスですから、中野君の緊張は頂点に達したでしょう。しかし、な、なんと、大井道夫監督（６４歳）は、中野君を呼び寄せ、告げたのは、代打の代打という非情なものでした。代打の代打笹島竜弥君（３年）は、ピッチャーゴロでゲームセット。
高等学校の監督は、プロ野球の監督以上に権限を持っています。甲子園大会が、教育の一環（高野連の理念）であるのに、非常さには教育の欠片もありません。目指すのは勝利のみです。
中野竜一君、人生は長いです。この出来事は、ベンチ裏の号泣で終わって下さい。高校での野球の練習での一つ一つの出来事は、人生の宝物となることでしょう。
高校野球は、病んでいます。代表校の内、３０校は私立です。そのうち２８校に県外出身者がいます。日本文理に勝利した「香川西」に至っては、メンバー１８人の全てが県外選手。「倉吉北」でも、１６人・・・・・・。「郷土の代表」という意識は捨てねばなりません。野球留学、結構！せめて県内で探してください。（公立高校は原則校区が設定され県外入学はありません。）

中野竜一君：地方大会での出場は２試合。４打数０安打、２三振１犠打。本大会は、代打の代打を送られ、２ストライク１ボールも打数なし。