中国、結婚事情

中国では、両親がちょっと変わった方法で子供の結婚相手を探すのがはやっている。インターネットで探したり、昔ながらのお見合い方法を取らず、両親が子供のプロフィールが書いた紙を下げて公園に行くのだ。
娘の結婚相手を見つけようと使命に燃えるある父親は、木曜と日曜、ほとんど毎週、娘の年齢や身長、学歴などが書かれた紙を持って北京市の公園に足を向ける。
この父親は「娘は忙しくて自分で相手を見つけられません。私はただ、娘に今後の人生を一人ぼっちで過ごしてほしくないんです。娘も知っています。私が手助けをしたいだけだということもね」と語った。
西安を旅行したときに、レストランであった「おばあさん」は、２組の夫婦が祝っていたが、それは「今は昔」となりそうです。２５年前に始まった「一人っ子政策」は、１組の夫婦がそれぞれの両親（４人）の扶養をしなければならない、いびつな社会になってしまったようです。黒子（へいず）として、社会からはみ出した浮浪（戸籍のない）二人目は、女の子が多いので、結婚相手選びは困難な面もあるようです。子供の選ぶ相手が、自分達夫婦と相手の両親までもの行く末を左右するのですから、結婚相手選びは真剣にならざるを得ません。