§朝散歩
実家に戻っても、いつもの習慣で朝散歩に出かける。
天気は下り坂で、今朝は朝焼けがきれいだった。でもすぐに太陽は雲の中に隠れてしまった。
家が足羽山に近いところなので、今朝は足羽山を歩いて登る。
多くの散歩人が、今日の暴風雨で散ってしまうかもしれない桜を惜しみながら歩いている(のかな)。
昨日、木の芽田楽を食べた大久保茶屋まで歩く。風でハラハラと花びらが舞い落ちる。
Uターンして帰ろうとすると、急に風が強くなって来た。風で体が持って行かれそうになる。
それでも少し下れば風は弱くなる。
薄いトレーナーではこの風の中は少々寒い。雨は降りそうでは無いが急いで家に帰ることにした。
(朝焼けなので、これから天気が悪くなる?)
(昨日訪れた茶屋まで散歩)
(仏舎利塔の桜も満開)
(この縁台の昨晩は賑わっていたのだろう)
(少しだけど朝日が当たってきた)
(手水鉢にも花びらが舞い込む)
§そば道場
池田町のふるさと・ふれあい道場では、そば打ちを体験させてくれる。
そろそろそばでも打てるようになりたいと思っていたので、早速予約を入れた。
お昼の時間を避けて、そば打ち体験は、10時、13時半、15時の1日3回行われる。
10時に間に合うように、池田町への山道を急いだ。池田町の桜はまだ蕾状態だった。
10時に着いて道場に入る。20くらいのテーブルが整然と列んだ道場だ。
さぞや多くの体験客が来るのかとおもいきや、体験するのは我々1組だけだった。
そば打ちを教えてくれるのは女性の先生。ハキハキと良くしゃべる先生だ。
まず、こね鉢にすでにニハチにブレンドされた500gのそば粉を入れる。
計量カップの水の2/3を、真ん中を凹ませたそば粉の中に注ぐ。
すかさず周りのそば粉を真ん中に持って来て混ぜ始める。
5,6年くらい前に一度打ったこと有り、今日は2回目だと話すと、細かい指導が入った。
混ぜる時には、最初は指を立てて、そば粉が団子状にならないように細かい状態で、水を行き渡らせるのがコツの様だ。
更に水を加えて、今度は手のひらを使って混ぜ始める。これを「水回し」と言うらしい。
粉の状態を見て、先生は少し水が少ないなぁといって、パラパラと水を粉の上にまく。
塊の状態になってしまうと、もう水を加えられないので、この状態で水分量を微調整するのが重要なようだ。
更に手のひらで混ぜると粒の状態になり、段々と塊の状態になる。
次は、塊をゆりかごの様に捏ねる。捏ねた後、90度回してまた捏ねる。結構力が必要な作業だ。
何回捏ねたか覚えていないが、コネがが終わった状態で、コネ鉢を綺麗にしてしまう。
次は棒を使っての、伸ばしの作業だ。最初は丸く均一に伸ばす。
伸ばし棒の中心を前方向に押すと同時に棒の端まで手を左右に開く。これは棒の力を均一にするためだと分かるが、
思い通りに手が動いてくれず、どのくらい伸びているのか良く分からない。でも先生は、この部分が厚く、ここは
薄いと指摘して、厚い所に力が入るようにと言うが、なかなか旨く行かない。
さらに丸くなった状態を、今度は四角の状態に伸ばして行く。これは本当にテクニックが必要だ。
うまく四角い状態にならないので、先生に後はお願い状態だった。
次は切り。伸ばした生地を打ち粉を掛けて畳む。大きなそば包丁とこま板を使い、包丁でこま板を少しずらして
包丁を入れる、又ずらすの繰り返し。そばの太さはずらす量で変わるが、太さを見ずに感覚でずらして切る。
なぜかこれは得意だった。
切り終わったのは打ち始めて50分。道場なので、後片付けや掃除も全て自分達が行う。
後片付けと並行して、そばをゆでてもらっており、ちょうど別室に移ったところで、ゆで上がったとの連絡が来た。
道場だから、自分達で皿や箸、つゆや薬味をテーブルまで運ぶ。
もちろん薬味は大根おろしとカツオ。さすがに自分で打ったそばはうまい。歯ごたえと喉越しが最高だ。
道場生は食器の後片付けも課せられる。その時、道場では師匠が店で食べてもらうためのそばを打っていた。
大きさは我々の4倍。3本の棒を器用に使って伸ばしていた。均一に伸ばされてあり、厚さは(計ってもいないのに)
1.8mmと即答してくれた。
切りもリズミカルで速い。しかも出来上がりが美しい。そば打ち35年の技を見せてもらった。
(ふれあい道場のそばにあるかずら橋)
(そば打ちの手順が書かれている)
(さあ、これからそば打ち開始)
(先生が丁寧に伸ばし方を教えてくれる。頑張っているのはアキ叔母さん)
(それなりにきれいに切れている)
(ゆであがったそば。これからいただきます)
(師匠の伸ばし。後ろにある棒を含めて3本を使い分ける)
(切りは素早く正確に)
(出来上がりは美しくおいしそう)
§味真野小学校校庭
こんな小学校があることを初めて知った。校庭のど真ん中に樹齢100年の桜の木が立っている。最近、ここの桜が巷で話題になっているようだ。
野次馬根性で立ち寄ってみる。ちょうど雨風が強くなって来て、花びらが散り始めている。
とても枝振りのバランスが良い。平日は子供達はこの回りを走りまわっているのだろうか。
(急に雨が降ってきたので、人が退散した)
§西山公園の桜
車の中から観賞するつもりだったが、雨と風がそれほどでも無いので、車を駐めて歩く。
花見客がほとんどいない。露店もほとんど閉まっている。
ここは、山全体が桜でピンク色に染まっている。
西山公園には動物園がありレッサーパンダがいるので入ってみる。入場無料はうれしい。
手が届きそうな距離で間近にレッサーパンダを見ると、とても可愛い顔をしている。
東側の日本庭園の方まで足を運ぶ。桜舞い散る雨の花見もなかなか趣があった。
(雨と風で花びらが散り溜まる)
(雨が降っても桜はきれい)
(ちょっと怖いブラックジョーク)
(とっても愛らしい。ペットにしいたいくらいだ)
(これで晴れていたら最高なのだが)
(八重桜も満開)
(散歩道も花びらでお化粧)
(これを花いかだと言うらしい。錦鯉とのコラボ)
(花いかだ、その2)
(花いかだ、その3)