先日ある本に紹介された本を図書館で借りて見ました。(読むのと違い見る本)
われら腕白小僧 副題 昭和のこどもたち
人形作家 石井美千子 写真 井上一
私の子供時代の、生活、遊び、が人形と簡単なエッセイの本です。
子供らしいこどもが描かれている 私の子供時代そのままです。
人形の表情は生き生きとして遊んでいる、写真家も その頃を思い出すような写真で、楽しませて頂いた。
序章だけ引用して置く
そとであそぼうの章
昭和も半ばを迎えるころまでは、道路も広場もまだまだ地べたがむきだしで、子供達は地面と大の仲良しだった。手や足が大地に根っこみたいにくっついて、体も服も泥だらけ。日がとっぷりと暮れるまで、子供達の面倒は太陽がみてくれた。手をのばせば木の葉や虫たちの小さな自然も山盛り。
そんな中で、みんなが集まればだれかが笑い、だれかが泣いた。本当に子どもたちが裸足の時代が、そこにはあった。
石井さん 無断で転記してごめんなさい。
子供達が遊んでいる無邪気な表情の人形、服装、下駄、遊び道具、その他小物。
チャンバラ めんこ、かくれんぼ、あかんべー、泣き虫、下駄を履いた風呂敷マント、木登り、子供の添い寝のお母さん(お母さんもうちわを持って寝ている)、女先生に叱られている子供達。紙芝居を見ている子供達、ぎょうずいをしている子供達、お母さんにあまえている女の子、オッパイをやっているお母さん、立小便の男の子、等々
ほのぼのと昔を思い出し幸せな気持ちになる。
私の子供時代と同じ! その上私の田舎には 山も海もあり、魚釣り、うなぎ釣り、えびとり、小川の水を替え出し魚取り、そうそう なまこ も取った、黒鯛、も釣った、はまぐり、さざえ、などいろいろ取ったが、食べた記憶が全く無い!取るのが楽しかったと思う。 鮮明に覚えているのが、夏真っ盛り近くの畑で食べた 暖かいトマト! 今で言う 有機、旬、品質改良されていない真っ赤なトマト、畑の中でかぶりついた。うまかった!! 二度とあの味のトマトには会えない。
子供の頃は遊びの天才だった。道具が有っても無くても、友達が居ても居なくても、太陽と共に遊んだ。いじめも有った。ガキ大将が居た。(私の村では女の子だった)ガキ大将が いじめられっこを助けて皆でよく遊んだ。
社会も 家も貧しかった ズボンの尻には大きなツギ当てが有り、青洟を袖で拭いて母に叱られ しかし 楽しかった。 この思い出は私の宝物です。