季は冬、 季節は仲冬、 24節季は冬至 一年で一番昼の長さが短い日です。「夏至」に比べると昼の長さは五時間近く短い
64候=乃東生 (なつかれくさしょうず) 夏枯草(かごぞう)が芽をだす頃です
新暦12月22日~12月26日の5日間
風物詩
12月22日、冬至となったが、今年は19年に一度の、新月と冬至が重なるたいへんめでたい「朔旦冬至(さくたんとうじ)」です。
太陽の高さも、一年で最も低くなり、長い影をひくことになります。しかし以後は日脚伸びていきます。陰陽説では、冬至は、最も「陰」が極まった地点、そこから、再び「陽」がきざしてくることを、「一陽来復(いちようらいふく)」といいます。この日、柚子湯に入ったり、南瓜を食べたるする風習も、衰弱からの再生という意味あいがあったようです。そして、かえって寒さは厳しくなってきます。「冬至、冬なか、冬はじめ」、つまり、暦の上では冬の真ん中ですが、本格的な寒さはこれからです。新暦では、ちょうど年末から新年に入る時期にあたり、慌ただしい日々を元気で過ごし、すがすがしい新年を迎えられますように ・・・
「実」 柚(ゆず) : 古い時代に、中国から伝わった「柚」。香りがいい上に、ほかの食材の味をぐんとひきたて、日本料理にはなくてはならない存在です。とくに、秋刀魚や松茸など秋の味覚にあうということで、俳句では秋の季語になっています。もちろん冬至にも欠かせません。この日、柚子を浮かべた「柚子湯」に入ると、万病を防ぐといわれます。
「野菜」 南瓜(かぼちゃ) : 「カンボジア」が変化して「かぼちゃ」になったといわれます。収穫は夏から秋ですが、貯蔵がきくことから、野菜の少ないこの時期に食べられてきました。冬至にかぼちゃを食べると中風にならない、風邪をひかないといわれます。実際、栄養価が高く、肌や粘膜を丈夫にし、抵抗力をつけてくれるそうです。
「木」 樅(もみ) : クリスマスも、冬至の太陽復活の祝いがもとになっているといわれます。樅は、ヨーロッパでは古くから神聖な木としてあがめられてきたそうです。クリスマスツリーの起源はドイツから。諸説ありますが、木に住む小人がいつまでもとどまってくれるように、樅の木に花やロウソクを飾ったのが始まりともいわれます。
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