某紙におもしろい記事が有ったから転記しました。 住友生命が募った創作四字熟語で一年を振り返る。
辺境の孤島をめぐり隣国と続く「島々発止(とうとうはっし)」。尖閣には中国の公船が我が物顔で出没し、防人たちは「船船境航(せんせんきょうこう)」の中で体を張る。
内憂は消費税増に頼る財政。復興予算の流用がバレて「税途多難(ぜいとたなん)」だ。
レバ刺し好きを励ます言葉もない「肝臓断念(レバーギブアップ)」。ウナギは稚魚がとれずに高騰し、かば焼きを飽食する夢も「無理鰻代(むりまんだい)」に。
上がる味あれば下がる足あり、「安価航路(あんかこうろ)」の格安航空が相次ぎ離陸した。
メダルに沸いたロンドン五輪。「康介さんを手ぶらで帰せない」とチームが結束した「共存競泳(きょうぞんきょうえい)」、アーチェリー女子団体はほんわかと「三矢一体(さんしいったい)」の銅。レスリングの吉田佐保里選手は「史嬢最強(しじょうさいきょう)」を証明し、国民栄誉賞に輝く。ノーベル賞の山中教授を世界が称えて「伸弥万称(しんやばんしょう)」。上方落語では「三枝襲名(さんししゅうめい)」で六代桂文枝が誕生し、芸人スギちゃんはワイルドな「野性自慢(やせいじまん)」で流行語大賞だぜぇ。
観測グッズが売り切れた「衆金環視(しゅうきんかんし)」の金環日食、「威風堂塔(いふうどうとう)」の東京スカイツリーは空二題。
読書ならぬ「独唱三昧(どくしょうざんまい)」の一人カラオケが若者に人気を呼び、NHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」も「観梅御礼(かんばいおんれい)」の好評だった。
そして年の瀬は、投票用紙を前にしても迷った「紙前党多(しぜんとうた)」の衆議院選。結果が「自公治得(じこうじとく)」「維新前進(いしんぜんしん)」だけに「翁政復古(おうせいふっこ)」が気にかかる。
来年桜の季節に、一陽来復の望みを託したい
今年も多くの方々に閲覧して頂きありがとうございました。 来年もよろしく
みなさまも良い一年になりますように