季は冬、季節は晩冬、24節季は大寒
72候=鷄始乳 (にわとりはじめてとやにつく) 鶏が卵を産み始める時期です。
新暦1月30日~2月3日の5日間
「鷄」は鶏の異体字。「乳」は「産む」という意味も持っています。「とや」とは「鳥屋」。鳥を飼っておく小屋のことです。鶏は、冬には産卵せず、日照時間が長くなると産み始めるそうです。たしかに、少しずつですが、日脚が長くなってきました。太古から夜明けを告げる鳥として尊ばれてきた鶏。その鶏が新しい命を産むというとろで、七十二候を締めくくります。
歳時記
* 1月30日 孝明天皇祭。 宮中祭祀の一つ。1874(明治7)年から1912(明治45)年までは国の祭日として実施。1886(慶應2)年12月25日(新暦1867年1月30日)、孝明天皇が崩御した。
* 1月30日 3分間電話の日。 1970(昭和45)年、電話の通話料金が3分で10円になったことにちなみ制定された。
* 1月31日 愛妻家の日。 「愛妻(あい[I=1]さい[31])」にちなみ、日本愛妻家協会が制定。
* 1月31日 生命保険の日。 1881(明治14)年7月に日本初の生命保険会社が設立され、翌1882年のこの日に受取人第1号が現れた。
* 2月1日 琉球王国建国記念の日。 琉球王国が対外的に認定された確認できる最古の日付であることから、沖縄県観光事業協同組合が制定。1425年、支那の明王朝の宣徳帝が、琉球王国の尚巴志を王として認定した書簡が琉球の交易記録書『歴代宝案』の中にあり、その日付が2月1日と記録されている。
* 2月1日 重ね正月、一夜正月とも。 数え年では正月に年令が変わり、旧暦でこの日は正月後最初の朔日であることから、厄年の人に2度目の正月を設定して仮に1つ歳をとらせ、早く厄年をやり過ごそうとする風習が広く行われていた。
* 2月1日 テレビ放送記念日。 1953(昭和28)年、NHK東京放送局が日本初となるテレビの本放送を開始した。
* 2月1日 京都市電開業記念日。 1895(明治28)年のこの日、京都で日本初の路面電車が塩小路東洞院通~伏見町下油掛間6.4kmで営業を始めた。
* 2月1日 自由の日 [アメリカ合衆国]。 1865年のこの日、リンカーン米大統領が奴隷制全廃を定める憲法修正第13条に署名した。
* 2月2日 国際航空業務再開の日。 1954(昭和29)年、戦後禁止されていた国際航空業務が再開されたことにちなむ。1番機は日本航空の東京発ホノルル経由サンフランシスコ行で、38席のうち14人が招待客、一般の乗客は5人だけだった。
* 2月2日 おじいさんの日。 おじいさんの愛称「じい[2]じ[2]」にちなみ制定。おじいさんに感謝する日としている。ちなみに、おばあさんの日8月8日
* 2月2日 バスガールの日。 1920(大正9)年、東京の乗合自動車に初めてバスガールがお目見えしたことにちなむ。初任給35円との当時としては高給の待遇が話題になった。
* 2月2日 交番設置記念日。 1881(明治14)年、1つの警察署管内に7つの交番を設置することが定められたことにちなむ。町の中に交番の建物を置き、そこを中心に制服の警察官が活動する交番の制度は、1874年に東京警視庁が設置した「交番所」が世界初のものであった。
* 2月2日 キャンドルマス(聖燭節,聖母マリアの清めの日)。 教会でミサの始めに蝋燭を持った行列を行うため、「キャンドルマス」と呼ばれている。この日でクリスマスシーズンが終わり、クリスマスツリー等を燃やす。
* 2月3日 節分。 各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを指し、「季節を分ける」ことを意味する。江戸時代以降は特に、立春の前日を指すから、節分は大晦日にあたります。この節分を境にして、暦の上では翌日から春となり、一年の始まりとなります。
* 2月3日 のり巻きの日。 節分の夜、恵方に向かい太巻き寿司を1人1本誰とも話さず食べきると幸福になれるとの言い伝えから、1987(昭和62)年より全国海苔貝類漁業協同組合連合会が制定。
* 2月3日 神社本庁設立記念日。 1946(昭和21)年のこの日、日本全国のほとんどの神社を包括している宗教法人・神社本庁が発足した。ただし、神社本庁自体は事務機関であり崇敬の対象となるものではないことから、神社では特に祭礼などは行われない。
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本年度の七十二候はこれでおしまい
1年間ご愛読ありがとうございました。 継続とは疲れました、が 引き続き七十二候は掲載します、
歳時記を次候からは風物詩とします、引き続きご愛読ください。