KAZUの雑記帳

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相撲再考

2010年02月08日 13時05分18秒 | 独り言
朝日新聞2月6日夕刊に依ると、

貴乃花親方曰く
『未だに国技である相撲は完全に理解されているとは言えません、たとえば”横綱”についてですが横綱とは(力士の中で最も強い者)(相撲という格闘技のチャンピオン)である、と解釈されている方がおられる事が残念でなりません。同様に、相撲は”日本古来の格闘技ではありません。
相撲とは”神道”に基ずき、男性が神前にその力を捧げる神事がその根源です。
横綱に強さだけでなく、品格や厳格さが求められるのは、相撲が神事である証と言えるでしょう』

万葉学者中西進氏、前横綱審議委員内館牧子氏の言葉。
新横綱の推挙状は明治神宮で授与、最初の土俵入りも明治神宮で神に奉納される。
力士のしこなとは、神の前にあっては非力な醜い人間という卑下の気持ちを表し、土俵に上がる時に名乗ったのが醜名(しこな)、今は四股名(しこな)と書くが本来は醜名(しこな)です。
力士が両手をつく”仕切り”も相手への最高の敬意を示し、ほめると言う意味が有る所作だった。

相撲が単なるプロスポーツではなく、神事としての相撲、文化や伝統としての相撲、を力士もファンも理解しなければいけない。

との記事でした。