KAZUの雑記帳

足の向くまま 気の向くままに


                   

BS放送の時差について

2010年10月20日 14時32分27秒 | 独り言
10月14日のブログ 地上デジタル放送とFM放送の時差について木*さんから
なぜ時差が出るのかメールで解説してもらい納得しました。
木*さんから公開のOKが出ました
皆さんもどうぞ一読してください、内容はそのまま流用させてもらいました。
やはり我が家ではFMラジオとテレビと3~4秒の時差が有ります。
J・COMも時差の原因の一つかも??

       木*さんからのメール内容
> なぜ時差が出るのでしょう?
> ほんとに距離による電波の到達時間差?

これは、無視できる範囲です。電波の速度は、ほぼ光速。
一秒間で地球を七周半するスピードですから。

> テシビでは 時報は無理?
> 現在のラジオの時報は 絶対正確?

ラジオの場合、電波を、ラジオで音声=空気の振動に変換する訳ですが、結構単
純な処理で可能です。(鉱石ラジオなんて単純な構造ですよね)
そのため、電波が送信されてから、ラジオから音が流れるまでの時間は、ほとん
どゼロに近い。(電子回路の中の電子も、ほぼ光速に近いスピードで伝わるので)

一方、アナログテレビだと、画像を変換する時間もかかるので、ラジオよりも少
し時間がかかっはずですが、これもまた、ほとんど無視できる時間です。

しかし、デジタル放送になると話が変わってきます。
ハイビジョンによる高画質の画像を、デジタルに変換し、圧縮した上で送信(そ
のまま電波に乗せるには情報量が多すぎるので、圧縮という処理をします)。
その電波を、テレビの中で解凍し、画像と音声を取り出すのに、それだけ複雑な
処理が必要なので、無視できない時間がかかってしまいます。

さらに、衛星から各家庭に直接届く衛星放送と違い、地上デジタル放送だと、各
地の中継局を経由して、各家庭にとどきます。それぞれの中継局でも情報処理の
ための時間がかかります。もし、中継局の数が同じなら、ある程度処理時間を見
越して補正することもできるはずですが、中継局の数が地域によって異なるため、
補正もできません。

ということで、画像のきめが細かく、音質も高い、さらにデータ放送も同時に流
すため、アナログ放送に比べて圧倒的に情報量が多くなった地上デジタル放送で
は、時報は流せないということになりました。

参考
http://www.nhk.or.jp/faq-corner/06digital_internet/01/06-01-19.htm