KAZUの雑記帳

足の向くまま 気の向くままに


                   

今年も沙羅双樹が咲きました

2016年06月15日 15時04分58秒 | 四季の花

例年の如く今年も 沙羅双樹・沙羅の木・夏椿 の写真を写しました

 

             朝に開花し、夕方には花が落花する一日花です

 

  花の寿命はわずか1日 この はかなさが平家一門の『盛者必衰』を表しているのでしょう

 

        Wikipediaによると 沙羅双樹と 沙羅の木と 夏椿は同じ木だそうです

 「はなの道」入口の街路樹が夏椿、この木が10本ぐらい並んでいます ぜひ見て帰って下さい

 

          新聞記事を要約抜粋して掲載します 

日本は四季の国では無い、梅雨という雨季がある五季の国だと、俳人の宇多喜代子さんが言っていた。

たしかに、入梅から明けるまで東京の平均は43日にわたる。

嫌われがちな季節だけに存在感がある。

まだこれからが長い。住宅街を歩いていたら、湿気にのって梔子(くちなし)が匂ってきた。

この花はいつも、甘く強い香りで存在を告げる。見ると清楚な白が雨の中へ開いている。

気が付けば、梅雨時に見る花には不思議と白が多い。

山法師、卯の花、沙羅の木、七変化の紫陽花にも白が多い。

そして地面に目をやれば、ドクダミが暗がりに白十字の星を散らしている。

また、泰山木(たいさんぼく)の花も咲いている。

大きく開くこの花も神々しく白い。

は泰山木を愛でた掘口大学の詩の一節だ。

震災の被災地で霊を慰める大輪もあろうと思う。

梅雨という五つ目の季節は、煙る雨の中に盛んな命の営みを感じる季節でもある

思えば人間以外のどの生きものも、身ひとつの潔さで一生を終えるのだ。

文明の功と罪を問う剣先は今、ひときわ鋭い。