昭和時代に言われていて、死語になりつつある言葉を記します。
袖の下 (そでのした)
賄賂のことで、最近でもIRのことで政治家にお金を渡して話題となったが、
袖の下からそっと隠すようにして密かに金品を渡した、心付けや内緒で渡すことも言う、
「袖の下やらねとばばあ長座をする」という江戸川柳もある、
昔の庶民の生活には「媚薬」とも言い、少額の賄賂と言う意味がある、
「媚薬を嗅がせる」と言えば、賄賂を贈る事です、
現在の賄賂に比べたら、袖の下や媚薬ぐらいは可愛いものかも知れない。
心づくし (こころづくし)
人のためにこまごまと気を遣うことを言う、
「遠くに住む娘のために心づくしの品を送る」「友人のために心づくしのパーティーを開く」など、品物や行為に用いる。
大事なのは物の値段より心が籠っていることで、心祝いは、改まった事を何もせず気持ちばかりの細やかな祝いです、
現代は冠婚葬祭が多すぎて、一つ一つに心を込める余裕が無くなっているように思います、
「心づかい」や「心づくし」「心祝い」精神を大切にしたい、
チップも小さな心づけです。
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